176話① エッセイとは?

文字数 1,181文字

今日は短編コンテストに出しとる、2作品の宣伝がてら、まだまだ紹介しきっておらん石川県の名所やら名物やらを紹介しちゃろうかのう。
宣伝がてら、ですか?

おう。

この前書いたんは、どっちも書き下ろし作品じゃけえな。

コンテスト抜きにしても、よんでもらえりゃあ、いうのがあるんじゃ。

で、読者に喜んでもらえりゃあ、作者としてこの上ない喜び、いうもんよの。


『【石川編】今岡英二の「食べ歩き万歳!」』

『いもほり藤五郎』

それはまあ、いいんですが……、この前、私たちの「石川編」を作ってたわけですよね?
ああ、ほうじゃな。
だったら、あっちでやらなくていいんでしょうか?

うむ、もっともな意見よのう。

じゃが、それはできん理由があるんじゃ。

どんな理由だ?
「短編コンテストは5000字以内」いう規定があるけえ、これ以上あっちに書くと文字数オーバーを起こしてしまうんよ。


メタいな、おい!!

規定やぶるわけにはいかんけえ、しょうがあるまいてよ。
だったら、石川出張篇の二つ目を立ち上げればよかったんじゃないんでしょうか?

まあ、それも考えんではなかったがの。

ほいじゃが、似たようなんを二つも投稿しても芸があるまいて。

だから、投稿二作目には「いもほり藤五郎」っていう民話を題材にした小説を出したわけか。

まあの。

あれはあれで、石川旅行に行く前に事前に目に留まった題材じゃったんよ。

アニメの「まんが日本昔ばなし」でも見たことがあったけえ、そのうち題材としてとりあげるんもおもしろかろうてと思っておったもんなんじゃ。

なるほどな。
しかし「いもほり藤五郎」の方はまだいいとしても、私たちの出張篇はそもそも小説とかエッセイっていえるものなんでしょうか?
チャットノベルといえば小説いうことにもなろうて。
ちと無理がねえか?

ほいじゃが、エッセイいう分には問題なかろうてよ。

なんせエッセイいうのは、日本語で言えば「随筆」

つまりは徒然なるままに書いたものであればええんじゃけえな。

そういうものですか?

おう。

だいたいエッセイいうんは英語やフランス語でいうところの「試み」

つまりは「試みに書いた論文」が一ジャンルとなったもんじゃけえな。

とくに決まりごともない、自由なもんであるべきなんじゃ。

しかし、お前さんの場合、自由すぎねえか?

自由のなにが悪い!

文学とは、まさに自由であるべきじゃろうが!!

開き直りやがったよ……
では、今岡先生としては「徒然なるままに書いたもの」、つまりは「これだってれっきとした随筆なのだから問題ないだろう」ということですか?

おう、そういうことよ。

吉田兼好の『徒然草』も、清少納言の『枕草子』も、鴨長明の『方丈記』も、本質は似たようなもんじゃ。

えらいもんと並べやがったな……

でも、おっしゃりたいことはわかりました。

しかし……

しかし?
コントは果たしてエッセイといえるものなのでしょうか?
ノ、ノーコメントじゃ……!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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