127話② 園田競馬場の「ホルモン焼き」

文字数 945文字

で、今日も園田競馬場の名物紹介か?
おう、ほうじゃな。
今日は何をオススメしてくれるんです?
今日紹介するのは「ホルモン焼き」じゃな。
ホルモン焼き?

地方競馬では付き物だな。

あまりめずらしくねえんじゃねえか?

いや、それが意外とそうでもないんじゃ。
どういうこった?

これは百聞は一見に如かずじゃな。

見てもろうた方が早いけえ、とっとと紹介させてもらおうかの。

これが「西宮」さん「ホルモン焼き」じゃ!!

でかっ!!

大きいじゃろう。

しかも「ホルモン焼き」といいながら、

実はささっとるのは「レバー」なんじゃ。

じゃあ、これレバー焼きじゃないですか?

正確にはそうじゃろうな。

もっとも、小腸もレバーも「ホルモン」であることにはかわりないけえ、

どっちでも間違いではなかろうがの。

大きさもあって食べ応えもありそうですが、

これでいくらぐらいなんですか?

100円。


やっぱ安いな!!

そら、そうよ。

そうじゃないと、やっとれんけえな。

100円が定番化してますね……

地方競馬ならではじゃろうな。

で、見ての通り、「西宮」さんの「ホルモン焼き」は

大ぶりのレバーを3つ串に刺して、

園田競馬場の入り口付近でいいにおいをさせながら

こんがりと焼き上げとるんじゃ。

想像するだけでたまんねえな……
お酒にもあいそうですね。

おう、むろん合う。

たれは醤油ベースでな。

シンプルでありながら、濃厚な味付けなんじゃ。

あまりレバーが好きじゃないわしでも

つい注文してぺろりといってしもうたわ。

レバー好きじゃなくても、いけるレバーか。
ある意味、これ以上ない褒め言葉ですね。

ほうじゃろ?

肉厚でぷりぷりとした食感も、絶妙じゃったわ。

すまん……

もう我慢できねえから、呑んできていいか?

好きにせえ(笑)
あ~あ、行っちゃった……
そんなわけで、酒のおつまみにピッタリな「西宮」の「ホルモン焼き」、みなさんも園田競馬場に行かれたら、その味をぜひ確かめてみてつかあさい!!

>子供のころから、魚のわたも食べてましたね。

レバーも魚のわたも子どもが好むものじゃねえ!!

呑兵衛の素養はその頃からあったというわけですな(笑)


そして淀川長治の真似は下の世代には通じんでしょうな。

だいたい田口先生が知ってるのだって、最晩年でしょうに……

わしの頃は、『日曜洋画劇場』で毎週見る顔でした(*OwO)ノ

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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