187話① 文部科学省で「江戸城遺構」見学!

文字数 726文字

江戸城の遺構を見よう思うたら、どこへ行きゃあええと思う?
そりゃ、皇居だろ。
それ以外ないですよね?

たしかに皇居に行くんが一番じゃな。

しかし、皇居以外にも江戸城の遺構が見れるところがあるんで。

そうなのか?

ああ。

たとえばJR飯田橋駅改札を出てすぐのところに石垣があるのは知っとるか?

なんか見たことあるな。
そういえば、ありますね。
あれは牛込御門の石垣いうて、れっきとした江戸城の遺構なんよ。
マジかっ!!
あれもそうだったんですか!?

おう。

もともと江戸城の規模は他の城の比じゃないんじゃけえ。

それこそ至るところにあるもんなんよ。

そのうちの一つが、文部科学省に残されとる石垣じゃな。

そう、これがその江戸城の遺構よ!!

ほう、けっこうしっかり残ってるんだな!!
見やすいように整備もされてるんですね!!

ほうなんよ。

さすが学問をつかさどる文部科学省だけあって、ここの遺構はしっかり整備されとってな。

文部科学省構内ラウンジ前と地下鉄銀座線虎ノ門駅の新庁舎連絡通路内に、発掘された石垣の全貌が見える展示コーナーまで作ってくれとるんよ。

しかし、文部科学省なんておいそれと行っていいところではないのでは……?
いや、そんなことはないで。
まさか……!?

おう、そのまさか。

現にわしはちゃんと行って見せてもろうとるけえな。

どうやって行ったんだ?

そがいにむずかしいことはない。

正面から行って警備員さんに「江戸城の石垣遺構が見られるところはどこですか?」いうたらすぐに教えてくれたわ。

マジか……

探求心旺盛な市民の期待にはちゃんと応えてくれる。

文部科学省いうのはそういうところなんよ。

しかし怖いもの知らずか、てめえは……
物怖じしないにもほどがあるでしょ……
ほうかのう?
自覚無しか……
無しですね……

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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