139話② 笠松競馬場の「焼きそば」

文字数 790文字

しかし、このぶんだとあまり名物は期待できそうにないですね……
いや、意外とそうでもないんで。
マジでっ!?

おう。

これは繰り返しになるが、競馬場めしは地方にこそ逸品が多い。

見た目がボロかろうが、古臭かろうが、名物の有無とは関係ないんじゃ。

じゃあ、こっちは期待してもいいんでしょうか?
こっちも。
は?


こっちも。
いや、あの古臭い競馬場を見せられた後で、「こっちも」とか言われても……
あの良さがわからんとは、どうかしとるのう……
どうかしてんのは、てめえだよ!!

まあ、ええ。

今日紹介するんは「美津和家」さん「焼きそば」よ!!

ほう、意外と悪くなさそうだな!!

けっこうおいしそうですね!!

ほうじゃろ。

ここの焼きそばは関東のに比べると、わりとあっさりめでな。

見た目ほどに味が濃すぎんけえ、さらっといけるんよ。

それはいいな!!
あと、野菜類に対して、わりと肉が多めなのもオススメポイントじゃな。

こういうのって、わりとお肉少な目のような気がしていたんで

それはけっこう意外ですね。

そのへんは変にケチっとらんいうことじゃろうな。
それだけ食いでがあるってことだな!

そういうことよ。

あと、味はあっさりめいうたが、逆にいえば若干薄味ともいえるんで、

「焼きそばはガッツリ味が濃くないと!」という人には、

もしかしたら物足りんかもしれんがな。

ただ、競馬場めしとしては十分旨い部類に入ろうて。

ちなみにお値段は?
400円じゃな。
高くもなく安くもなくってところか。

ほうじゃな。

値段は適正価格ってところじゃろうて。

てめえにしては、めずらしい評価だな。

わしは旨いまずいもハッキリいうし、安い高いもハッキリ言うけえな。

もっともまずいもんはさすがに紹介せんけえ、

そのへんは心配せんでもええんじゃがな。

なるほどな。
そんなわけで焼きそばがオススメの笠松競馬場「美津和家」、みなさんも笠松に行かれた際はぜひ一度顔をのぞかせてみてつかあさい!!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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