92話① 津駅前の隠れた名店・三重県津市の「宝津飯店」

文字数 795文字

今回は三重県の津市なんですね。

津市で見るべきものといえば、なんかわかるか?


津市そのものが、漢字でもひらがなでも1文字の町というイメージしかねえな。

いけんのう。

そがいなことじゃと、わしの書くキャラといえんで。

しょうがねえだろ……。
私ら、日本のキャラじゃないんですから……。
それはさておいてじゃ!
さておくなよ!

津市いうたら、藤堂高虎が町割りした城下町。

ゆえにその居城・津城もまた藤堂高虎の縄張りした、れっきとした名城よ!

ほう、これはなかなか!
藤堂高虎像もあるんですね!

うむ。

津の城下町の人らにしてみれば、町を作った大恩人じゃけえな。

あと、ここ津は伊勢神宮参拝で栄えた宿場町でもあるんじゃ。

じゃけえ、いまでこそそこまでの町じゃないかもしれんが、

江戸時代にはなかなかの栄えっぷりじゃったんで。

マジかっ!?

ああ。

「尾張名古屋は城でもつ」いう言葉を聞いたことがないか?

それはありますね。
けっこう有名な言葉だよな。

ほうじゃろう。

ただ、あれにはその前の言葉があるんじゃ。

どんなのだ?
「伊勢は津でもつ 津は伊勢でもつ、尾張名古屋は城でもつ」
マジかっ!?

ああ。

これは伊勢音頭いうもんでな。

昔から伊勢と津は共存共栄じゃったいうわけなんよ。

それにしても……
なんでそんなことまで知ってんだ……
勉強したけえな。
どんな勉強だよ!!
いろいろ!(キッパリ)
ざっくりしすぎてませんか……?

そりゃあ、細かく言やあ、日本の風土や民俗、習俗、地理や歴史なんかをいろんな書物、場合によっちゃあ現地の人に直接話を聞いたり調べたりして、独自に研究したわけじゃけえのう。

それをいちいち細こう言うより、「いろいろ」と一言でまとめて言うたほうがよかろうよ。


それともなにか?

そがいな細かいことまでいちいち聞きたいんか?

すまん……。
私たちが間違ってました……。

わかりゃあ、ええんよ。

ほいじゃったら次のページでは、その津市の逸品を紹介しようかいのう!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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