237話③ 東京駅でしか買えない「東京ジャンドゥーヤチョコパイ」

文字数 1,147文字

で、今日はなにを紹介してくださるんですか?

ほうじゃのう。

今日はめずらしゅう、その場で食える名物じゃのうて、買って帰れる名物でも紹介しちゃろうかの。

買って帰れる名物?

土産物か、なにかか?

おう、ようわかったの。

これが今回紹介する、「東京ジャンドゥーヤチョコパイ」じゃ!

へー、おいしそうですね。
たしかにおいしそうではあるが、ただ……
ただ?
これ、あんま東京名物って感じじゃあねえんだが、そのへんはどうなんだ?

お、ええところに気づいたの。

実はこの「東京ジャンドゥーヤチョコパイ」を作っとるカファレル社は、1826年創業のイタリア・トリノ発の老舗チョコレートブランドなんじゃ。

国外じゃねえか!

で、この会社が、ヘーゼルナッツペーストとカカオを配合した、看板商品の「ジャンドゥーヤチョコレート」を開発したのが1865年のこと。

その「ジャンドゥーヤチョコレート」が150周年記念をむかえたんが2015年のこと。

その記念の年に、東京駅だけでしか買えない限定商品として作られたんが、この「東京ジャンドゥーヤチョコパイ」というわけなんよ。

へ?
つまり、このチョコパイ、東京でしか買えないというわけなんですか?

いや、東京だけではない。

東京駅の中だけしか買えない、という代物なんじゃ。

それじゃあ、かなり人気があるんじゃねえか?

おう、えらい人気じゃな。

なんせ2015年3月の発売以来、2021年4月期で販売累計630万個を突破。

つまり年間100万個をコンスタントにさばく、超人気商品になっとるけえな。

おかげで東京駅の人気お土産ランキングにも、常に上位ランクインいうありさまよ。

それは一度食べてみてえもんだな。
どんなお味なんですか?

ほうじゃのう。

ジャンドゥーヤは、ヘーゼルナッツがたっぷり入っとるチョコレートクリームが特徴なんじゃが、この「東京ジャンドゥーヤチョコパイ」も例外じゃあない。

なので、ヘーゼルナッツの風味が豊かで、食べた瞬間に口の中にナッツの香りが広がる感じじゃな。

ほう、うまそうだな。

実際、うまいで。

食感も、パイなんで外はさくさくなんじゃが、中のチョコはとろ~りという感じで、風味豊かで濃厚。

それなのに常温保存可能で日持ちもするんで、自宅への土産にも、遠方の人への土産にも、どっちでももってこいいう代物なんじゃ。

これ、東京駅のどこで売られているものなんですか?

東京駅の地下一階じゃな。

そこに「カファレル 東京駅グランスタ店」いうのがあるけえ、そこだけで買えるいう寸法じゃな。

売り切れてたら?

そこはもうあきらめるしかなかろうてな。

そんなわけで東京駅でしか買えない「東京ジャンドゥーヤチョコパイ」を扱う「カファレル 東京駅グランスタ店」、みなさんも東京駅に行かれる機会がありましたら、ぜひ一度足を運んでみてつかあさい!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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