74話① 【レア】秀吉の水攻め「備中高松城」

文字数 922文字

本能寺の変が起こった時、中国地方に攻め入っていた秀吉が一気に畿内に取って返してきて、明智光秀を打ち破ったという話をしっておるかの?

中国大返しの話ですね。

てめえが角川から出した『天下人の軍師』にも、

そのへんのことを書いていたよな?

おう、ほうなんよ。

宣伝、どうもありがとう!

てめえが言えって、言ったんだろうが……

今回の話の打ち合わせの時に、土下座までして頼み込んでましたよね?

そ、そういう内輪ネタは言わんでもええんじゃ!
で、その中国大返しがどうかしたんですか?

ああ。

その際、秀吉が攻め込んでおった城こそが、

今日紹介する備中高松城なんじゃ。

ほう、それはおもしろそうだな。
どこにあるんですか?
岡山市の北の方じゃな。

行きやすいところなのか?

いや、わりと不便なところにあるんで

けっこう行きにくいのう。

なのに、行ったのか……

おう、当たり前じゃ!

まずはこれがその最寄り駅よ。

マジで行ってやがる!!
ちなみにここ、岡山駅からどのぐらいのところなんですか?
岡山駅からじゃったら、20分かからん程度かのう。
近くはないですが、そんなに遠くもないじゃないですか。
なのに、行きにくいのか?

おう。

なんせ単線ローカルで、

1時間に2本しか電車出てねえからな。

単線っ!!
少なっ!?

田舎の方はそんなもんよ。

2~3時間に1本じゃないだけ、マシじゃろうて。

たしかに……

比較対象がいまいちわかりにくいが、

てめえがそういうところにも行ってるってことだけはわかったぜ……

で、この駅からその備中高松城まではどのぐらいなんですか?

駅から北に歩いていって、だいたい7分ぐらいじゃな。

言うほど遠くはねえんだな。

ただ、せっかくここまで来たんじゃったら、

他にも見ておいた方がええところがあるんで、

まずは東に10分ほど行きます。

マジかっ!!
そこになにがあると思う?
わかりませんよ……
ノーヒントでわかったら、たいしたもんだぜ……
方角いうヒントをあげとるんじゃがのう。
あれがヒントのうちに入るか!!
今岡先生と一緒にしないでください!!

しょうがないのう。

答えは、この「高松城水攻め史跡公園」じゃ!!


背後っ!!

後ろ墓場じゃないですか!!

おう、ほうじゃのう。

ま、こまかいことは気にせんのよ。

田舎にはようある光景じゃて。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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