114話① 稚内のもう一つの岬・ノシャップ岬

エピソード文字数 823文字

稚内で岬いうたら、宗谷岬が筆頭に出てくるが、

実はもう一個見るべき岬があるんよ。

そうなんですか?

ああ。

ノシャップ岬というんじゃがな。

ノシャップ岬?
聞いたことがあるような、ないような……

あれ?

たしか最東端の岬が、そんな名前じゃなかったでしたっけ?

でも、最北の稚内に、最東端の岬があるのも変な話ですけどね……

ああ、それはノサップ岬と勘違いしとるんじゃろうて。
ノサップ岬?
ノシャップとノサップは別なんですか?

おう。

北の稚内市にあるのがノシャップ岬で

東の根室市にあるのがノサップ岬なんよ。

漢字で書くと「野寒布岬(ノシャップみさき)」

「納沙布岬(ノサップみさき)」でだいぶ違うんじゃがな。

なんで、そんなややこしいことになってんだ?
それはもともとどっちもアイヌ語の「ノッ・サム」から来とるけえじゃな。
語源が同じってことなんですか?
で、それはどういう意味なんだ。

アイヌ語の「ノッ・サム」には「岬のかたわら」いう意味があるんじゃ。

なので、もともとは岬そのものの名前じゃのうて、

その岬のそばにあったアイヌの集落がそう呼ばれとったいうことになるんよ。

それがいつしか固有名詞化して、その岬の名前になったいうわけじゃな。

なるほどな。

で、そのノシャップ岬は、最北端でもなく、最東端でもないわけなんですよね?

それでなにか見どころはあったりするんですか?

おう、あるで。

まず岬自体はこんな感じじゃ。

宗谷海峡にはイルカが通過をしたという昔話があるんで、「イルカのモニュメント」も設置されとるんじゃ。

じゃが、それ以上に見ごたえあるんは、ここからの風景なんよ。

風景?
なにがあるんだ?

それはじゃな、離島である利尻と礼文が見えるんよ。

とくに晴れた日に見れる利尻富士はなかなかのもんで。

これがそうじゃ!

おおっ、たしかに!!
はっきり見えますね!!

ほうじゃろ。

わしもせっかく行った意味があったいうもんじゃったわ。

もしかしてこの岬には……?

おう。

このためだけに行った!!

相変わらずってこったな……

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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