124話② 土佐の高知の「はりまや橋」

エピソード文字数 1,151文字

で、本物のはりまや橋ってのは、どこにあるんだ?

ああ。

さっきのレプリカ橋のすぐ近くにいまもあるんよ。

わりと近くなんですか?

ああ。

気づけば、わりとすぐそばじゃな。

気づけば?

おう。

ほんと目立たんところにあるけえ、

パッと見、気づかん人も多いんよ。

ぶっちゃけ初めて行ったとき、

わしもレプリカ橋を本物の橋と間違えて

本物の橋は素通りしてもうたけえな。

写真に収めたのは2回目に行ったときのことなんよ。

素通り?

ああ。

言われんと、通ったことにも気づかんで。

そう、これが本物のはりまや橋じゃ!

ほとんど道路じゃねえか!!

欄干っぽいのはありますが、

ほとんどこれ、ガードレール代わりじゃないですか!

そうなんよ。

何度かの架け替えの末、いまでは橋の長さより幅の方が広くなってな。

ほとんど道路と一体化……というか、まんま道路なんじゃ。

橋っていうからには川があるはずですが、川はどこにあるんですか?

ない。
マジかっ!?

ああ。

川は水質悪化のせいで埋め立てられて、

いまはなくなってしもうたんじゃ。

ちなみにレプリカ橋のほうはさすがにそれじゃあ格好がつかんけえ、

公園として整備する過程で、これまたレプリカの川が作られとるがな。

川もレプリカなのか……
これはがっかりもしますね。

ほうじゃろ。

ちなみにがっかりの理由にはもう1つあるんじゃ。

もう1つ?

おう。

もともとはりまや橋が有名になったのは

1959年にヒットしたペギー葉山の「南国土佐を後にして」が原因なんよ。

で、この歌謡曲をもとに映画まで作られてな。

この本物のはりまや橋には当時朱色の欄干が立てられとって

それが映画内でも使われたんじゃ。

ほとんど道路のところに朱色の欄干だけという状態ですか?

うむ。

でも映画ではそこまでわからん。

なので、映画を見たひとが実際に当地を訪れて、

「こんなの橋じゃない!」

とがっかりしたいうわけなんじゃ。

なので、後々朱色の欄干は目立たんよう石造りのものとなり

そのそばに目立つよう朱色のレプリカ橋を立てたというわけなんよ。

ややこしいな……

あ、そうそう。

ややこしいで思い出したわ。

なにをですか?
ひとまず「本物のはりまや橋」と「レプリカのはりまや橋」を紹介したわけなんじゃが、

ここにはもう2本の「はりまや橋」があるんよ。

合計4本かっ!!

おう。

1つは同じはりまや橋公園内にある

「明治~大正時代に実際に使われていたモダンな橋」

このイルカの後ろにあるのがそうじゃ。

それから石造りの欄干に取って代わられる前の、

平成9年まで使用されとった「朱色の欄干」

こっちははりまや橋の地下にあって、

いまも無料で見ることができるんじゃ。

写真は撮り忘れとったが、ちゃんと見てきたで。

で、この合計4本の「はりまや橋」を見てこそ、

真の「はりまや橋」マイスターとなれような。

なれなくていいよ……
遠慮しておきます……

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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