106話①【レア】京都の世界遺産「上賀茂神社」

文字数 998文字

ほいじゃあ、今日は京都の世界遺産でも紹介しちゃろうかの。
世界遺産?
どれのことだ?
まあ、あっこは世界遺産が多いけえわかりにくいよの。

っていうか、京都の世界遺産って、そもそも何個あるんでしょうか?

ほうじゃな。

「古都京都の文化財」で登録されとる寺社仏閣・城跡は全部で17件

うち1件は滋賀県の比叡山延暦寺じゃけえ、都合16件が京都いうことになるのう。

多いわっ!!
京都いうところは、そういうところじゃけえ、しかたあるまいてな。
で、その16件のうち、どこを紹介しようってんだ?

うむ。

今回は京都の神社の中でも最古の部類に入る賀茂別雷神社を紹介しちゃろうかの。

賀茂別雷神社?
聞いたことがあるような、ないような……

ああ、もしかしたら通称の方がなじみがあるかもしれんのう。

通称は「上賀茂神社」で知られとるところよ。

それなら、そうと言え!!

で、「上賀茂神社」「かみがもじんじゃ」でいいんでしょうが、

「賀茂別雷大神」のほうは「かもべつらいじんじゃ」でいいんでしょうか?

いや。

読み方としては「かもわけいかづちじんじゃ」が正しいのう。


読みにくいわ!!

しょうがなかろうて。

ここは雷の力を持った自然神「賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)」を祀っとるんじゃけえな。

雷の神なんですか?

じゃあ、そういった災害を防ぐことにご利益があったんでしょうか?

まあ、そういう側面がないとはいえんがの。

メインは五穀豊穣のご利益いうことになろうな。

五穀豊穣?
なんでだ?

雷は昔から、稲作と密接に関係しとるんよ。

なんせ雷には雨がつきもの。

なので、雷の神であると同時に、水の神でもあるわけじゃな。


また、昔から「雷が鳴ると、豊作になる」といわれとるんよ。

じゃけえ、雷のことを「稲妻」ともいうわけなんじゃ。

ああ!!
そういうことか!!
なので、天皇が五穀の新穀を天神地祇(てんじんちぎ)に供え、その年の収穫に感謝する「新嘗祭」いう宮中行事があるんじゃが、ここ「上賀茂神社」ではそれに先立って行われる「相嘗祭」いうめずらしい祭祀が現在でも行われとるんじゃ。それだけ由緒正しい神社いうことよの。
そりゃ、すげえな!!
古いだけありますね!!
そんな日本書紀にも記載されとる行事を行う由緒正しい神社、「上賀茂神社」はこんな感じよ!!
ほう、見事なもんだな!!
厳かな趣がありますね!!

ほうじゃろ。

京都に行ったら、まず見なきゃいけん神社の一つじゃと個人的には思うとるわ。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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