204話① 珍しい神様を祀る、蒲田の「女塚神社」

文字数 1,457文字

ほいじゃあ、今日は蒲田のめずらしい神社を紹介しちゃろうかの。

またか……

股じゃない。

神社じゃ!!

そういうことじゃねえよ!!

わかってて言っていますよね?


まあのう。

ほいじゃが、今回紹介する神社も、また変わったもんなんよ。

これが今日紹介する「女塚神社」じゃ!

いたって普通の神社のように思うが……
悪くはないですが、パッと見、ふつうですよね?
この神社は祀っておる神様が変わっとるんよ。
神様?

ああ。

歴史上の人物を祀っとる神社はそこそこあるんじゃがな。

ここの神社は少将局を祀っとるんじゃ。

少将局?
誰だ?

少将局いうんは、女性の名前というか、官職名じゃな。

で、その少将局についてじゃが、南北朝時代の武将・新田義興の侍女を務めておったといわれとる人物なんよ。

侍女が祀られてるんですか?
そいつはたしかに変わってるな!

じゃろう。

で、祀られるに至った経緯は、以下の通りなんよ。


・竹沢左京亮が新田義興を謀殺すべく、京から少将局が呼び寄せる。

・少将局が新田義興に近づくも、逆に義興に惚れる羽目に。

・義興の危険を察知した少将局が、事の次第を告げる。

・義興は危機から逃れるも、少将局は竹沢左京亮に殺害される。

・少将局の遺体が打ち捨てられるが、村民がそれを葬る。

・葬った場所が「女塚」と呼ばれるようになる。

地名にもなったのか!!

ま、そういうことじゃな。

で、そのうち新田義興も新田神社に祀られるようになったけえ、少将局も女塚神社のご祭神として祀られるようになった、いうことなんよ。

なるほどな。
たしかに変わっている神社というわけですね。
ちなみに明治21年(1888年)に都市開発に伴って遷座、つまりは神社のお引越しがされとるわけなんじゃが、神社そのものは江戸時代初期にはすでにあったものと推察される。
証拠でもあんのか?

ああ。

文政13年(1830年)に完成した古書『新編武蔵風土記稿』に、「慶長19年(1614年)落成」いう記述が見られるけえな。

少なくともその時にはすでにあったいうことが読み取れるんじゃ。

マジか……
ほんと、よく知っていますね。
勉強したけえな。
……でしょうね。
……だろうな。
西蒲田まで来て下さったんですか!

女塚神社、家から歩いてすぐ近くにあります(^^;


大森・蒲田(略して「大田区」という安直な命名は如何なものかと思う)に永住していて、矢口渡に出掛ける事もありました。

もしお時間が御座いましたら、大森貝塚池上本門寺にも是非いらして下さいね^^

わりと神出鬼没なところがあるんで、どこへでも行きます(笑)

しかし女塚神社が近いいうことは、わりと住宅街のど真ん中のほうですな。

ま、あんな住宅街の神社をわざわざ見に行くわし自体が、どうかしとるわけなんですがの。


大森貝塚はまだ後回しになっとるんで、そのうち行こうと思うとります。

あと大森貝塚にいくなら、ついでに鈴ヶ森刑場も行かねばいうところですがの(≧ω≦)b


お返事ありがとう御座いますm(_ _)m

中の人は、大城通り商店街の近くに住んでます(^^;


品川・大井町のほうから大森に歩くと、途中で処刑場遺跡があって、取り敢えず合掌したい気分になります…。

ただ大森は蒲田と違って、あまり由緒ある飲食店が少ないかも…?

たしかに大森のほうは、蒲田や大井町ほどはお店がなさそうですな。

そのかわり、鈴ヶ森刑場跡の裏手にある大井競馬場は地方競馬のメッカだけあって、

なかなかにB級グルメの宝庫ですがね。

あそこのもつ串はビールによう合います(≧ω≦)b

年末恒例の大井競馬場ラーメンフェスあたりも捨てがたいものがありますな。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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