138話① 英二's キッチン「お手軽ローストビーフ」

文字数 894文字

前回の英二's キッチンでは手軽なのに旨いカルボナーラを紹介したわけじゃが、

今回はそれに負けず劣らず手軽な「ローストビーフ」を紹介しちゃろうかの。

ちょっと待て!!
ローストビーフはどう考えても手軽にできるものじゃないでしょ!!

いや、それがちょっとした工夫できるものなんよ。

実際、わしはあまり市販の出来合い品を買わずに、自分で作りよるけえな。

マジか……
しかし、手軽って、まさかまたレンジを使うわけじゃないですよね?

レンジは使わんで。さすがにちょこっとフライパンは使うがの。

ただ、フライパンも肉の表面を焼きしめる程度で、メインはほかの調理器具を使うで。

いったいなにを使うんだ?
炊飯器。
は?
炊飯器。


マジかっ!!

おう、マジじゃ。

これで生っぽい感じを残しつつ、

ほどよく全体に火を通すことができるんよ。

まあ、そのへんはおいおい説明しちゃろうかの。

今回用意する材料はこんなもんじゃ。



(三~四人前)

・牛肉モモブロック 400g

・野菜(タマネギ、レタス、ブロッコリースプラウトをお好みで)


<調味料>

・黒胡椒    適量

・岩塩     適量

・バルサミコ酢 適量

・バター    10g

シンプルだな!!
じゃけえ、そがいに手の込んだもんじゃない言うたじゃろ。
で、まずこれをどうするんですか?

ほうじゃな。

とりあえずは牛肉に下味をつけるために

岩塩や黒胡椒をふりかけて、適当にすりこむ。

で、ジップロックに入れたら、炊飯器に投入。

炊飯器には70度のお湯を、肉がつかる程度に入れる。

もう、炊飯器の登場ですか!!

おう。

このとき気を付けるのは、ジップロックに余計な空気が入らんよう、

しっかり空気を抜いてやることじゃな。

空気が入ってるとどうなるんだ?

うまいこと肉が湯の中につからんで、ぷかぷか浮いてしまうんよ。

なので、それを防ぐためにも空気はちゃんと抜いておくんじゃ。

で、上手にお湯につかったら、後はどうすれば?

炊飯器を締め、保温状態で1時間放置。

これでさっき言うたように、生っぽい感じを残しつつ、

全体に十分火を入れることができるんじゃ。

マジか……

1時間ほど経ったら、あとは仕上げじゃけえ、

そのへんは次のページで紹介しちゃろうかの。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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