91話① 【レア】奈良の特別史跡「平城京」

文字数 1,137文字

ええ、たしか日本最多ってことでしたよね?
しかし特別史跡って、そもそもなんなんだ?
史跡の中でも特別な史跡じゃな。
答えになってねえよ!!
いや、これが一番わかりやすい答えなんじゃがな。
じゃあ、わかりにくくてもいいですから、もっと詳しくいうと?
史跡やら名勝やら天然記念物を保護するための法律に「文化財保護法」いうもんがあるんじゃがな。その第109条第2項には、それらの中でも特に重要と認めたものを、「特別史跡、特別名勝又は特別天然記念物」に指定することができるとしとるんじゃ。
誰が指定するんだ?
文部科学大臣じゃな。
ちゃんと決まってるんですね。

法律にのっとったもんじゃけえな。

で、それに指定された史跡は、全国でもわずか62件なんじゃ。


少なっ!!

1つの県に1つか2つってところですか……

そんなもんじゃな。

で、その特別史跡が奈良には10件もあるといえば、

それがどれだけ特別かわかろうて。

たしかに……
しかし、ほんと詳しいな。

おう。

これでも法学部卒じゃけえな。

法律のことはわりと詳しい方なんじゃ。

いまでも自宅に六法全書はおいてあるで。

マジか……

しかし大学のころからバンドやってるって言ってませんでしたっけ?

それなのに勉強とかもしたんですか?

おう。

わしはちゃんと法律を学びかったけえ、大学に行ったんじゃけえな。

ちゃんと生活費も学費も、奨学金とバイト代で工面したわい。

苦学生だったのか!?

ま、そういうことになるのう。

なんせ大学時代は講義終わってから週6日バイトしとったけえな。

残りの1日は?
バンドのスタジオ練習日じゃな。
休む暇ねえじゃねえか……

バンドも大学も自分が好きでやったことじゃけえな。

休む暇がのうても、ちゃんと両立させたわ!

こいつのパワフルさ……
昔から変わってないってことなんでしょうね……

で、そんなパワフルなわしでも、

せっかく行ったのに満足に見きれんかった名所いうんが2か所ほどあるんじゃ。

それは?
佐賀の吉野ケ里遺跡と奈良の平城京跡じゃな。
マジかっ!?

おう、マジもマジよ。

なんせこの2つは敷地面積が広い。

2~3時間で見よう思うても、わりと駆け足になるで。

今岡先生でもですか?

ああ。

なので、この2か所はどっちもわりと早足で見まわす羽目になったんよ。

できればもうちょっと時間かけてみればよかったと思うとる名所じゃな。

そこまでか……

ま、実際に見てもろうたほうが早いじゃろうて。

佐賀の吉野ケ里遺跡はまたおいおい紹介するとして、

今回は奈良の平城京を紹介しようかの。

そう、これがその平城京跡じゃ!!

すげえな!!
たしかに見きれないというのも納得ですね!

いやいや、まだこんなもんじゃないんよ。

次のページではさらにオススメのスポットを紹介しちゃろうかの。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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