86話③ 【レア】日本三景「安芸の宮島」

文字数 1,035文字

で、ひさびさに訪れた宮島はどうでした?
暑かった。
そんな感想かよ!!

おう。

関東もそうじゃったが、広島地方も季節外れの異常な暑さだったんでな。

宮島の中を歩くだけでもかなりの汗だくになってしもうたわ。

それでも歩き回ったんですよね?

うむ。

我慢して歩き回ったわ。

ほれ、これが今の宮島よ!!

ほう、いいもんだな!!!
何度行っても行きたくなる気持ちがわかりますね!!

ほうじゃろ。

広島の世界遺産といえば「原爆ドーム」と「宮島」の2つがあるわけじゃが、

「原爆ドーム」の方は好き嫌いがあろうし、

純粋に平和学習をする気持ちでいかんとあんま意味がない場所じゃろうけえ、

誰にも彼にもオススメするいうもんでもないんじゃ。

じゃが、「宮島」の方は、誰にでもおススメできる広島一の名所じゃけえな。

これを見ずして、名所めぐりはできまいて。

そこまで言うか!?
そこまで言う!!(広島観)
でも、昔からの信仰が宿る島というのは納得できる話ですね。

ほうじゃろうて、ほうじゃろうて。

なので、いまだに宮島では多くの風習が残っとるんで。

そうなのか?
たとえば?
まず、宮島は穢れを嫌ういうことから、ごみ焼却施設がない。
マジでっ!?

おう。

みんな対岸の廿日市市にもっていって、そこで燃やしとるんじゃ。

じゃけえ、宮島の市町村合併の話があったときも、広島市への編入か廿日市市への編入かでもめたんじゃが、このごみ収集の話もあって、廿日市市編入でまとまったいう経緯があるんじゃ。

それは納得といえば納得ですね。

じゃろ?

なので、同じく火葬場もない。

これも昔から廿日市市の火葬場まで運んどって、そこで燃やしとったそうな。

徹底してんだな。

徹底ぶりならまだあるで。

なんせ宮島は穢れを嫌うあまり、墓も1つだってないけえな。

マジかっ!!!!

おう。

穢れを嫌って火葬場も作らんのじゃけえ、

墓だって一つも作らせんわの。

このへんも徹底しとるわ。

それはすごいですね……

あとは神の住む土地に鉄を入れたらいけんいうて、

昔から田畑を一切作らせんかったけえな。

おかげで宮島に住む人は船から物資を運んで、そこから買うしかなかったんよ。

ものすごい徹底ぶりだな……

信仰のある島いうのはそういうもんじゃということよな。

ま、そのおかげでいまでも古き良き宮島があるわけじゃけえ、

住民の皆さんも全部受け入れてきたんじゃろうてな。

そういうことなんでしょうね。
そんなわけで日本三景の一つ「安芸の宮島」、みなさんも広島に行かれた際は、丸一日をそこで使うぐらいの気持ちで訪れてみてつかあさい!!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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