188話① 無料で見られる「蕨市立歴史民俗資料館」

文字数 962文字

今日は埼玉県は蕨市の名所を教えちゃろうかの。
蕨市?
前も紹介したことがあるが、日本で一番面積の狭い市じゃよ。
観光するところなんてあんのか?

おいおい。

前も紹介しちゃったろうが。

忘れたんか?

いや、覚えてますけどね……
あんだけ紹介しておいて、まだあんのかってことを聞いてるんだよ……

おう、あるで。

蕨はもともと江戸時代の宿場町として栄えたところじゃけえな。

それ関連の見どころいうもんがあるんじゃ。

おもしろいのか、それ?

ああ。

「蕨市立歴史民俗資料館」いう、ちゃんと資料館があるんじゃ。

しかもわりと凝った展示してあるわりに、無料で見られるけえ、オススメなんよ。

無料なのはありがたいですね。

ほうじゃろ。

その「蕨市立歴史民俗資料館」はこんな感じじゃ!!

ほう、見た目にも凝ってるんだな!
中身もわりとおもしろいですね!!

ほうじゃろう、ほうじゃろう。

これで無料なんじゃけえ、むしろ一見の価値ありじゃと思うとるよ。

ちなみにこの資料館は、蕨宿の本陣跡に建てられとるものなんで。

本陣?
なんだそりゃ?

戦争とかで大名の布陣したところを本陣と呼んでおったんじゃが、時代が下って江戸時代には、大名行列とかで大名とかが泊まるところも本陣と呼ぶようになったんじゃ。

ま、その宿場町で一番豪勢なお屋敷がそれに該当したわけじゃな。

つまりは蕨で一番いいホテルみたいなもんか?

まあ、その認識で間違っとらん。

で、その証拠がこれ、いうことよ!!

本陣跡まであんのか!!

ああ。

ただしこれは「一の本陣跡」じゃがな。

一の本陣?
じゃあ、「二の本陣」もあったんですか?

ああ、ようわかったのう。

そのとおりで。

マジかっ!!

おう。

蕨の場合は岡田加兵衛の「一の本陣」岡田五郎兵衛の「二の本陣」が向かい合ってたっておったんじゃそうな。

どっちも岡田氏じゃったわけなんで、通称として加兵衛家・五郎兵衛家と呼ばれとったそうじゃがな。

いまはどっちの建てもんも残っとりゃあせんが、「蕨市立歴史民俗資料館」はその「一の本陣」に見立てて作られたというわけなんよ。

なるほどな。
しかし、以前蕨を紹介されてたときもそうですが、よもや蕨だけでこんなに見るところがあるとは思いませんでした……

ま、その気になりゃあ、どこだって見るべきところはある。

どこだって観光地になりうるということじゃな。

そんなのは、てめえだけだろうよ……

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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