31話② ランチもいける、高知の居酒屋「酒亭どんこ」

文字数 1,454文字

小一時間経過後。

eijivocal23

おれはしょうきにもどった! 
高知城だけで延々語ってんじゃねえよ!

いや!

合間合間に長曾我部家や山内家の話もしとったろうが!


いちいち聞いてねえよ!
なぜオレはあんなムダな時間を……(泣きながら、ポカリを飲みつつ)
スラダンとか古すぎてわかんねえよ!

まぁ、無駄に語ったのは今岡先生の自業自得だからいいとしてですね。そろそろ今回の逸品を紹介していただけませんか?

……おう。今日のおススメはここじゃ。
ここは?
高知の地のものを出してくれる居酒屋「酒亭どんこ」じゃ。

ほう、居酒屋か。

酒か。

酒が出るのか?

食い気味にくるな(苦笑)。

今回ここでおススメしたいのはランチなんじゃけえ。

ランチ?
でも、ここ居酒屋ですよね?

おう、居酒屋じゃ。

じゃが、ここはランチもやっとってな。

11:30になると「お昼の用意が出来ました」と黒板書きを店先に出してくれるんじゃ。

ランチ時間は何時までなんですか?
昼の材料が切れるまで、いうことらしい。

ただ低価格で刺身とか食えるけえ、早う行かんとすぐなくなること請け合いじゃな。

かなりの人気店なんですね。

ほうじゃのう。居酒屋としても人気なんじゃけえ、それと同じメニューが低価格で食えるなら、みんな飛びついていくじゃろうて。


いくらぐらいなんだ?
どの定食メニューも800円で出してくれるんじゃ。
メニューはどんなものがあるんです?
その日によって違うけえ、それは店先の黒板書きをその日に見にゃあわからんのじゃ。

ただ定番メニューとしては「刺身」「煮物」「揚げ物」の定食があるそうな。

中身も毎回違うんですか?
おうよ。たとえば刺身じゃったら、その日によって「かつおのたたき定食」やら「ぶりの刺身定食」やらが出るし、煮物なら「煮魚定食」「ぶり大根定食」、揚げ物なら「アジフライ定食」「唐揚げ定食」なんかが出る。個人的には「かつおのたたき定食」や「ぶりの刺身定食」があれば、それを食うのをおススメするのう。
それはすすめたくもなるな。
今岡先生が行かれたときは、なにを注文されたんです?
わしが食うたのは、この「白身魚のフライと天然ハマチの刺身定食」よ!
これが800円か……ありだな!
チェーン居酒屋がランチをやってるのはよくありますが、こういう個人の居酒屋のランチもいいものですね。

個人のところは当たりはずれあるかもしれんが、ここは十分当たりのお店じゃったな。


そういうわけで土佐・高知の旬が食える居酒屋「酒亭どんこ」、ランチもやっとるんでみなさんも高知に行かれた際にはぜひ寄ってみてつかあさい!

4枚目の写真がなかなかのローアングルで、ドキッとしてしまいました( ・`ω・´)

こういう写真、好きです!

4枚目の写真は、追手門から天守閣に向かう途中の石垣の写真なんじゃ。

実はこれが前のページでわしが語っとる「雨対策として長押(なげし)型水切りが設けてあってじゃの。これがまた見ごたえ十分なんよ。さらに野面(のづら)積みの石垣が野趣あふるる雰囲気を醸し出してあって」という箇所にあたるいうわけなんよ。


野面積みは江戸時代に流行ったものより、ちと前のもので、登られやすい弱点があるものの、水はけがいいので、多雨な高知にはあっとるいうことになるんじゃ。


また、真ん中のでっぱっとるところが、長押型水切りで、いまでいう雨どいのような役割をはたしとるいう感じなんじゃ。ここまで大規模な長押型水切りがのこっとるんは、高知城ぐらいのもんじゃろうて。

やべえ……、また語りだしたよ、こいつ……。
たぶんこのあと私たちが付き合わされるんでしょうね……。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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