155話② 広島の隠れた名店「蓬莱」

文字数 976文字

ちなみにこのアウトレットにはいろんな店がはいっとるんじゃが、飲食店も例外じゃのうてな。それこそいろんな名店が集まっとるんじゃ。

ほう、それは期待できそうだな。
で、そこでは何を食べられたんですか?
中華屋の天津丼。
ふつうじゃねえか!!

いやいや、早とちりすなや。

これだって立派な広島のソウルフードなんで。

ソウルフード?
天津丼がか?

おう。

実は広島市内にはサンモールいう古くて小さいショッピングモールがあるんじゃがな。

その地下には、その創業の時から続く中華屋があるんじゃ。

サンモール?
古いって、いつの創業なんだ?
1972年(昭和47年)。
ほんと古いな!!

じゃろ。

さすがにわしが生まれる前の話よ。

なので、そのサンモール自体もショッピングモールとは名ばかり、

いろんな店が入ったテナントビルいう感じなんじゃ。

マジか……

ただ、街の中心部にあってな。

いまでも小規模なわりには、客の出入りはようけえあるんじゃ。

なるほど、その話はわかりました。

でも、そのショッピングモールと、今回のアウトレットになんの関係が?

ああ。

実はそこの地下にある中華屋「蓬莱」は天津丼が名物の店でな。

いまではその大元の店だけじゃのうて、

何店舗も構える地元チェーン店になっとるんじゃ。

で、この「THE OUTLETS HIROSHIMA」にも店を出しとるいうことなんよ。

それ、これがその「THE OUTLETS HIROSHIMA」の「蓬莱」と、

そこの名物「天津丼(700円)」じゃ!!

でかいな!!
そして、おいしそうですね!!

じゃろう?

700円いう値段でこのボリューム、なかなかに出せるもんじゃないで。

チェーン店になっても、これを守り続けてきたってことなんでしょうね。

そういうことよな。

はじめはショッピングビルの地下にあった一中華屋が、

いつしか広島のソウルフードになったいうんもうなずける話じゃな。

お好み焼きもいいが、天津丼も悪かねえな!

そんなわけで広島の知られざるソウルフード「蓬莱」の「天津丼」、みなさんも広島に行かれた際にはぜひ一度味わってみてつかあさい!!

ヴィレッジヴァンガードにルートビアが入荷せんかったら、

むしろどこが入荷するというのか!?

これはもうあれですな。

楽天やらamazonで買うしかないでしょうな。


ただ、あの湿布くさいルートビアが流行るかどうかは、

それはまた別の話ですがね(;・∀・)

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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