91話① 映画『翔んで埼玉』と「十万石まんじゅう」

文字数 938文字

日本でヒットした映画『翔んで埼玉』が、いま世界でも高評価されとるそうな。
マジかっ!?

おう。

ああいう地域ネタは、海外でも同様のことがあるようで、わりと理解されとるそうな。

今岡先生は見に行ったんですか?

ああ。

わしはもともと作者・魔夜峰央先生の作品が好きじゃし、なんだかんだで埼玉に住んで長いけえのう。

埼玉住みなのに、広島弁なのか?

それはそれよ!

わしは広島生まれの広島育ちで、埼玉より広島に住んどった時間の方が長いけえのう。

さすがにこればっかりはどうしようもないで!

そ、そうか……

とはいえ、埼玉住みも長いけえ、映画の中に散りばめられた埼玉ネタはわりと楽しめたで。

原作にはない埼玉ネタ満載じゃったけえ、てっきり映画監督が埼玉出身なんか思うたぐらいじゃ。

違うんですか?

ああ。

監督は千葉県出身、脚本家は神奈川出身いうことで、どこにも埼玉要素は見当たらんかったのう。

原作にはない埼玉ネタ満載ってことですが、あの映画はどれぐらい原作を踏襲してるんでしょうか?
ぶっちゃけ10%ぐらいかの。
少なっ!!

ほうじゃな。

正直なところ、原作要素は東京が埼玉をディスっとるいう世界観や、主人公2キャラの設定ぐらいじゃな。

あとは、ほぼほぼ映画オリジナルの設定じゃよ。

それでよく原作ファンが納得しましたね……

いや、原作は未完で終わっとるけえな。

あれぐらいいろいろぶちこまんと映画としては成立せんかったじゃろうて。

むしろあの映画の良さは、あれだけダイナミックにぶちこんだからできたもんじゃろうな。

なかなかあそこまではできんで。

てめえの中でもかなりの高評価なんだな。

ほうじゃな。

ぶっちゃけここ1年ぐらいでは、最高点を付けてもいいぐらいの出来じゃったわ。

いま第二弾の話が進んどるらしいが、見たいような見たくないような複雑な気分じゃわ。

うん?
そこまでべた褒めなら、第二弾も期待するべきでは?

むろん期待はするし、できりゃあ見にも行くじゃろうて。

ただ第一弾の出来がよすぎたし、かなり完成されとる感があるけえな。

第二弾がそれより劣っておったら、ガッカリはするじゃろうな。

むしろ第一弾でハードルがあがっとるぶん、第二弾はよほどの出来じゃないと、きびしかろうて。

なるほど。

そういうことでしたか。

なんにせよ、今後の動向に注目じゃな!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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