201話② 北海道1位の宿「ホースヴィレッジ ペンション馬の宿」

文字数 821文字

で、その宿ってのは、どんなんだ?
北海道の浦河いうところにある宿なんよ。

浦河?

あまり聞いたことがないですね。

ま、競馬好きにはなじみがあろうが、そうじゃなきゃあ、そうめったに耳にはせん地名じゃろうじゃ。

むかしから馬産が盛んなところで、周囲は牧場だらけいうところじゃけえな。

なるほどな。
でも、そんなところに宿があるものなんですか?

ああ、ある。

それがこの「ホースヴィレッジ ペンション馬の宿」じゃ!!

ほう、雰囲気がある感じだな。

まさにペンションという感じですね。

ほうなんよ。

しかも周囲はこんな感じなんで。

まっすぐな道路だな!
ザ・北海道という感じですね!
で、周囲の牧場もこんな感じ。
まわりは牧場だらけで、あとはなにもないいうところじゃけえ、日がな一日馬をながめることができるんじゃ。
のんびりできそうな雰囲気ですね。
そういうのを目当てにやってくるところなんだろうな。

まあのう。

むしろそれぐらいしかないところじゃけえな。

ただ、ここはオーナーがちと変わった人なんで、ある意味、馬好きにはたまらんところなんよ。

どんな人なんだ?

元調教師にして、元牧場長いう人でな。

かつて20世紀最強とも呼ばれる名馬も育て上げた人なんじゃ。

どんな馬ですか?
ナリタブライアンいうのを知っとるか?
名前は聞いたことがあるな。

ほうじゃろうな。

いまでこそディープインパクトの方が有名じゃが、かつてはナリタブライアンこそが最強名馬とも呼ばれとったけえな。

なんせナリタブライアンの名馬列伝キャッチコピー「皐月賞3 1/2馬身、ダービー5馬身、菊花賞7馬身」いうのが、その最強ぶりを如実に表しとるで。

どういうことだ?

皐月賞は2000m、ダービーは2400m、菊花賞は3000mのレースなんじゃ。

つまりナリタブライアンは距離が伸びれば伸びるほど、2着馬に大差を付けて勝ったいう証なんよ。

そりゃ、すげえ!!
ほいじゃけえ、この宿はそういう話を聞くことができるいうんも、また楽しみのひとついうことなんよ。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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