179話③ 金沢のB級グルメ「ハントンライス」

文字数 2,534文字

ほいじゃあ、今日は金沢のB級グルメ「ハントンライス」を紹介しちゃろうかの。
ハントンライス?
なんだそりゃ?
金沢の洋食屋で食われとる、金沢の郷土料理といったところじゃな。
金沢らしいなにかがあるんですか?
ない。
おいっ!!!
じゃあ、なんで郷土料理なんですか!?

そういわれてものう。

作ったんが金沢の洋食屋で、以来、金沢の洋食屋だけで流行ったんじゃけえ、そういうしかあるまいて。

もっとも、近年はじわじわと知名度もあがってきて、金沢以外にも徐々に侵食しとるらしいがの。

どのぐらい浸透してんだ?


石川県と、お隣の富山県。
ほとんど限定的じゃねえか!!
ほいじゃけえ、逆に郷土料理と言い切っても問題はなかろうてよ。
で、どんな料理なんですか?

店によってまちまちじゃが、一般的には、ケチャップで味付けしたバターライスの上に半熟の薄焼き卵がのっかっておって、そこにケチャップがかかっとる……とここまではパッと見、オムライスと変わらんのんじゃが、さらにそこに魚のフライやらエビフライがのっかっておって、ケチャップだけじゃのうて、タルタルソースもかかっとるいうものなんじゃ。

なお、ハントンライスの由来は、「ハンガリーのハンと、フランス語でマグロを意味するトンをあわせた造語」じゃとされとるな。

いや、由来もそうだが、見た目についても文字面だけだと、かえってわかりにくいな……

ほうかもしれんのう。

ほいじゃあ、現物を見てから判断してもらおうかの。

これがわしのおススメする「グリルオーツカ」さん

「ハントンライス(980円)」じゃ!!

ほう、旨そうだ!!
たしかにこの画像を見ながらだと、説明もよくわかりますね!!

ほうじゃろ。

そして、実際に食うと、これがまた旨いんよ。

しかもボリュームがあるのがまたいいな!

うむ。

しかもこの店のメニューにはわざわざ

「ボリュームがありますので女性の方には小さいサイズがお勧めです♪」

と書いてあるぐらいなんじゃ。

マジかっ!?

小さいサイズだといくらなんですか?

930円じゃな。
サイズが選べるというのはありがたいですね。

ああ。

ちなみにこの「グリルオーツカ」さんはハントンライス発祥店じゃともいわれとって、TVや雑誌でもようとりあげられるんで、金沢の中でも超人気店なんで。

ほう、そりゃすげえな!!
しかし、ネットで見ると、「ジャーマンベーカリー」というお店が発祥となっていますが……?

ああ。

wikiとかを見るとそうなっておるな。

じゃが、正確には「ハントンライス発祥店は二つある」といわれとるんよ。

というのも、「ジャーマンベーカリー」がハントンライスを提供し始めたのが1970年とも1967年ともいわれとるんじゃが、「グリルオーツカ」が提供しはじめたんが1968年といわれとるじゃ。

もし「ジャーマンベーカリー」が1970年提供なら、「グリルオーツカ」のほうが早いことになりますね。

そういうことよ。

また、「ジャーマンベーカリー」のコックと「グリルオーツカ」のチーフが仲良うてな。

開発にあたっては、お互いに影響を与え合ったともいわれとるんよ。

ま、どう影響をあたえあったかはわからんが、変わらんようなタイミングで、示し合わせたように新メニューを出し合うとることを考えると、お互いに仲良うて切磋琢磨しよったんは事実なんじゃなかろうかのう。

なるほどな。

さらに他の説では、その開発にあたっては、東京での修行時代にまかないで食べた味を二人で再現したものともいわれとるけえ、双方とも新開発いう感覚はなかったんかもしれんのう。

ま、いずれにせよ、一方の発祥店「ジャーマンベーカリー」がすでに廃業しとるいま、もう一方の発祥店「グリルオーツカ」がハントンライスを提供し始めた最古のお店であることには変わりがないいうわけなんよ。

納得しました。
しっかし、お前さんよく知ってんな……
勉強したけえな。


またか!!

そりゃ、wikiとか見りゃあ話は早いかもしれんが、

わしはそこだけを鵜呑みにする気はさらさらないけえな。

いろいろソースを調べ、さらには自分の目でも確かめんと気が済まんのじゃ。

ふつうそこまでやるか?

わしはやる!

物書きである以上、情報を発信する身である以上、そこまでする義務があると思うとるけえな。

プロ根性強すぎでしょ……

誤った情報は流せられんけえのう。

ま、ここは行列ができる店であり、その噂に違わず、味も申し分ないいうのは間違いないのう。

味はわしの舌が保証するわ!


そんなわけでハントンライスの発祥店の1つにして、最古のお店「グリルオーツカ」、みなさんも金沢に行かれたらぜひ足を運んでみてつかあさい!!


これはがっつりとキメたいです。

卵がふわふわしてそうで、おなかがすく……。


ところで、目次のエピソード数がかなり縦に長くなってきましたね。

ハントンライスはふわふわの見た目で一見女性向ですが、

ワンプレートでガッツリといけることから

わりと男性需要も高いそうです(*OwO)ノ

ちなみにこの店は金沢の超有名店だけあって

一目でわかる芸能人のサインが至るところに貼られてましたわ。

あと、目次のエピソード数は自分でもかなり多くなったと思うとります(;^ω^)

話数は計250近くですが、それぞれ2話構成・3話構成が多いので

実情は500話ほどになっていますからな。

なにしろ気づいてみれば、書きに書いたり53万文字

下手な小説、3~5冊分も書いたことになるわけです。

ま、そんなこんなで、スマホで新話が見づらくなってきたこともあって、

今後どうしていくか、実はちと悩みどころじゃったりするわけですわ。


この作品、簡単に書いとるようで、

なにげに写真選定やら加工やらにも時間とられるいうこともあって、

実は1話あたり1~2時間かけて作っとりますけえな。

トータル数百時間か……我ながらようやったもんじゃと思いますな(笑)

ま、そういうわけで他の作品作りの時間確保のため、

「一年をめどに辞めるか」説も一部で浮上してきております(わしの中で)

ただ一方、わりと読者もついてくれとるんで、

「当コーナーは一年をめどに第一部完とはするものの、

 第二部として更新頻度を週一程度にして、細々続ける」案も浮上中。

もうちょっと悩んでから、答えを出そうかという次第ですわ(*OwO)ノ

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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