150話② 秋田県第一位の名店「末廣ラーメン本舗」

文字数 1,196文字

ほいじゃあ、今日は秋田の有名ラーメン店でも紹介しちゃろうかいのう。
ほう、秋田はラーメンが有名なのか?

ああ。

わりと東北はラーメン文化でな。

秋田も御多分にもれず、ラーメンが人気なんよ。

とくに秋田では「煮干し系」いうて、煮干しで出汁をとったあっさりめの店が多いのが特徴じゃな。

それは旨そうだな!
そんな人気のラーメンの中でも、今日紹介するのはひときわ有名なお店ということですか?

おう。

今回紹介するんは、秋田テレビのアンケートで

県民第一位に選ばれた人気店中の人気店なんじゃ。

そう、これが「末廣ラーメン本舗 秋田駅前分店」

「中華そば並セット(1000円)」じゃ!!

ガッツリで、ほんと旨そうだな!!
でも、これってどう見ても煮干し系のあっさりめのラーメンじゃないですよね?

ほうじゃな。

むしろ濃厚スープの部類じゃな。


おいっ!!

いや、この店でも秋田らしゅう煮干しラーメンもあるにはあるんで。

じゃが、この店は京都の名店「新福菜館」の流れを汲んだ濃厚スープの方が人気なんよ。

なんでだ?

店主が「新福菜館」の味にほれ込んで、頼み込んで製法を教えてもらって、

それをさらに東北人の味に合うようにアレンジを加えて出したといういわくつきのもんじゃけえな。

マジかっ!!
ちなみに今岡先生はその「新福菜館」の方に行かれたことは?

ああ、もちろんあるで。

ちゃんと資料も残しとるけえ、こっちはこっちで、

そのうちまた紹介しちゃろうかなと思うとるわ。

じゃあ、本家のそっちと比べて味はどうなんだ?

ほうじゃな。

「新福菜館」は京都ブラックと呼ばれるほど黒いのが特徴で、

ぱっと見、味が濃そうなんじゃが、それでいてわりとあっさりめなんよ。

それに比べたら、「末廣ラーメン本舗」のほうはドロッとしとって

どっちかというと徳島ラーメンに近いような濃厚さがあるのう。

じゃが、麺は中細ストレート麺でコシがあるんで、これは本家とあんま変わらん。

ま、あっさりめが好きな人は京都の「新福菜館」の方に軍配があがり、

濃厚なのが好きな人は「末廣ラーメン本舗」のほうに軍配をあげるかのうといったところじゃな。

めっちゃ語ってやがる……

わしは旨いもんに目がないけえのう。

その地の名物と聞きゃあ、足を運ばんわけにはいけんけえな。

なるほど。
で、セットになってやがる焼きめしのほうはどうなんだ?

ああ。

これはこれで、この店の名物なんよ。

味はわりと濃い目なんじゃが、食うてみると意外とするっといける旨さがあるんじゃ。

ぶっちゃけ、食うてみる前は途中で飽きるかのうと思うたもんなんじゃが、

わりとそんあことはなく、全部食いきれたわ。

やはりこれも飽きがこん旨さがあるけえじゃろうな。

やはり秋田県1位は伊達じゃないってことですね。

そういうことじゃろうな。


そんなわけで秋田で長年愛され続けとる県民第一位の名店「末廣ラーメン本舗 秋田駅前分店」、みなさんも秋田に行かれた際はぜひ一度訪れてみてつかあさい!!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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