174話① またも石川県の新作小説を発表!

文字数 1,192文字

実は昨日、新しい作品をもう1本掲載してみたんじゃ。
まさか……
もしかして……

おう。

察しのとおり、『超短編コンテスト#8「舞台は石川県」』用に出した作品じゃ。

やっぱりか!!
また、私らの出張篇じゃないでしょうね……

いや、それはそれでおもしろいがの。

ほいじゃが、そがいなんばかりでは芸がなかろうて。

じゃけえ、今度はチャットノベルじゃのうて、ふつうの小説の方で出してみたんよ。

ほう、どんな話だ?
「いもほり藤五郎」いうて、金沢の地名を由来にした話じゃな。
有名な話なんですか?

ああ。

地元・金沢ではわりと知られた話で。

全国的にも、アニメ『まんが日本昔ばなし』で

『イモほり藤五郎』や『芋ほり長者』いうタイトルで放映されとったけえな。

金沢以外でも、わりと知っとる人もおるやもしれんな。

で、どんな話なんです?

それは実際に読んでもろうてからのお楽しみじゃな。

5000字ほどの短編作品じゃけえ、読むのにさほど時間はかかるまいて。

たしかに、それはそうですね。
ま、かいつまんで言うと、昔、金沢の地に藤五郎いう芋掘りで生計立てとる者がおったんじゃが、そこに嫁が来て、砂金とって、金沢の地名がついたいう話じゃな。
かいつまみ過ぎだろ!!
意味が分かりませんよ!!

ほいじゃけえ、細かいところは読めいうたんじゃ。

で、これって実際の話なのか?

さてのう。

言い伝えに寄れば、奈良時代とも平安時代ともいわれとる古い時代の話じゃけえな。

あくまで諸説あるものの1つという扱いじゃな。

なるほどな。

ほいじゃが、確証自体は薄うても、金沢人がもっとも知っとる地名由来の逸話いうんは、これまた事実じゃな。

そのせいか、金沢には実際、藤五郎にまつわる史跡もようけえあるんじゃ。

ほう、そうなのか?
作品の中でもそのことに触れてましたけど、実際、今岡先生も見に行かれたんですか?

ああ。

このとおりよ!!

これは金城霊沢(きんじょうれいたく)いうて、いまでも兼六園の一角にあるけえ、見落とさなんだら、わりと楽に見に行けるじゃろうて。

こっちは金沢の寺町にある伏見寺じゃな。

この伏見寺の中には、「藤五郎の墓」が実際にあるんよ。

マジだ!!
あるものなんですねえ!!

のう?

おもしろいもんじゃろ。

ほいじゃけえ、あの話を読んでから金沢旅行に行けば、また一味違った金沢旅行を楽しむことができるいう寸法なんじゃ。

それはいいですね!
勉強したけえな。


またですか!!

いや、そこに旅行行こう思うたら、その地の名所や旧跡、名物やイベントなんかを調べると同時に、その地名の由来やなんかもふつう調べるじゃろ?
ふつう調べねえよ!!
そんなのは今岡先生ぐらいのものですよ!!

ほうかのう。

ま、そのおかげで今回小説も書けとるわけじゃけえ、無駄にはならんかったいうことよ。

た、たしかに……
否定できねえ……

しぶしぶうなずくなや。

ほいじゃあ、次のページでは前回とはまた違うた金沢の名物も紹介しちゃろうかいの。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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