89話  【レア】西日本最高峰にある「石鎚神社」

文字数 1,687文字

今日はもう広島の紹介じゃないんですね?

おう。

はなっから10日前後とうたっとったけえな。

それを違えるわけにはいくまあて。

ネタ切れとかじゃねえのか?(笑)

はっはっはっ、おもろいことをぬかすのう。

わしが広島でどんだけ食うて、どんだけ見聞きして、

どんだけ自宅用の土産を買いこんだと思うとるんなら。

ぶっちゃけまだまだネタはあるんで。

ただ、同じ地域を連発するのもどうかと思うただけじゃ。

マジか……

だいたい、今回のにかぎらずこれまで紹介しとらんネタだって

まだまだようけえあるんよ。

わしのネタの幅広さ、なめとったらいけんで……!!

あ~、その、なんだ……

すまんっ……!!

わかりゃあええんよ、わかりゃあ。

ほいじゃあ、今日の名所紹介でもしちゃろうかの。


それなんですが、今日紹介する「石鎚神社」ってどこの神社なんですか?

ああ。

愛媛県は西条市の神社じゃな。

西条市?
この前言ってた、広島の西条とは違うのか?

違う。

広島のは旧西条町で、現在は広島県東広島市西条町のこと。

愛媛県の西条市は、石鎚山のふもとに位置する市のことなんよ。

まったく別ってことなんだな。
で、石鎚山のふもとってことですけど、そこにあるのが石鎚神社ってことですか?

ああ、ほうじゃな。

ちなみに石鎚山は西日本で最高峰の山になるんじゃ。

最高峰っ!?
なので、その石鎚山は古来より日本七霊山の一つにも数え上げられとるんよ。
日本七霊山?

おう。

まず「日本三霊山」として、「富士山(静岡県、山梨県)・立山(富山県)・白山(石川県、岐阜県)」の3つが挙げられる。

どれもよく聞く名前だな。

で、そこに「大峰山(奈良県)・釈迦ヶ岳(奈良県)・大山(鳥取県)・石鎚山(愛媛県)」を加えると、日本七霊山となるということじゃ。

いずれも日本古来の山岳信仰が盛んな山でな。

それだけ昔から信仰を集めとったいうところなんよ。

それはすごいですね!
もっとも、この日本七霊山いうくくりは、石鎚山を表現するときにばっかり使われるものなんじゃがな(笑)

おいっ!!

しょうがなかろうて。

富士山にはそもそも形容詞が必要ない、白山や立山もそこそこ有名で、

いちいち日本七霊山なんていうくくりは使ってないし、

使っても日本三霊山の方だけでええ。

さらに石鎚山以外の日本七霊山も、そのくくりをほとんど使わんのじゃけえ。

マジか……
石鎚山ってありがたいんだか、なんなんだか、ちょっとわからなくなりましたね……

いうても、石鎚山自体に古来より山岳信仰があったんは事実じゃな。

なので、そこにある石鎚神社も創建が奈良時代とかなりの古さを誇るんじゃ。

そう、これがその石鎚神社よ!!

ほう、言われてみれば!!
なかなかのものですね!!

ほうじゃろ。

ちなみにこの神社は拝み方がちと特殊なんじゃ。

拝み方が特殊?
ふつうは二回拝んでから、二回柏手を打って、もう一回拝むじゃろ?
ああ、だいたいそういうイメージだな。
じゃが、ここは二回拝んでから、二回柏手を打って、心の中で祈願してから、また二回柏手を打って、最後にまた二回拝むんじゃ。
ややこしいな!!

ま、わかりやすくするとこんな感じじゃな。


通常:二礼→二拍手→一礼

石鎚:二礼→二拍手→心中祈願→二拍手→二礼

これならまだわかりやすいがな……

しかし、なんでここだけ参拝の方法が違うんでしょうか?

ここだけいうわけじゃないんじゃがな。

ただ古い神社で、特殊なところでは独自の参拝方法が定められとるケースが多いのは事実じゃな。

そうなのか?

ああ。

出雲大社なんかは「二礼→四拍手→一礼」じゃな。

拍手が多いな!!

いや、これは通常バージョンで、むしろ簡素化されとるんよ。

なので出雲大社の大祭礼(5月14日の例祭)では、

「二礼→八拍手→一礼」の簡素化されてないバージョンでやるけえな。


多いわ!!

ま、出雲大社も石鎚神社も、独自の宗教法人を立ち上げて

それぞれ独自の教義を敷いとるところじゃあいうのもあるんじゃろうな。

いろいろと複雑なんですね……

ま、それだけにいろいろと見聞きするんもおもしろいいうことよ。


そんなわけで西日本最高峰の石鎚山にある「石鎚神社」、みなさんも愛媛に行かれた際はぜひ一度お立ち寄りつかあさい!!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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