86話③ 日牟禮八幡宮の参詣に「たねや つぶら餅」

文字数 615文字

で、実際、これはいくらなんですか?

一人前で240円じゃな。

なにしろこの餅、1個=80円じゃけえな。

安っ!!
なので、3個で240円いうことなんよ。
これ、セットの飲み物はなんなんですか?

ああ。

これはここで出される「小豆茶」じゃな。

ほうじ茶みたいなほっこりした味わいで、これがまたここの餅にピッタリなんよ。

こっちの値段は?


無料じゃ。
安いどころの騒ぎじゃねえ!!

ほうよの。

ちなみにペットボトルの「小豆茶」も売っとるんじゃが、こっちは150円なんじゃ。

ただ、それを餅と一緒に買おうとしたら、店員さんが「店内で食べられるんでしたら、あったかい小豆茶を無料でお出ししていますが、ペットボトルの方はどうされます?」とわざわざ聞いてきてくれたんよ。

ほんま、ありがたいことよな。

で、どうしたんだ?

その心意気がありがたかったし、むしろあったかいのと冷たいのを飲み比べしたくなったんで、それはそれで買わせてもらったわ!
ちなみに無料の小豆茶はおかわりできるんですか?

ああ。

店員さんが茶屋内をまわっておってな。

空いてる湯呑に入れてくれるんじゃ。

サービスいいな!

また店内の雰囲気も、外の席も雰囲気いいのが、また心憎いわ。

ほれ、こんな感じじゃ!

ほんと、雰囲気がいいですね!

たしかに!

これで240円なら、一押しするのもうなずけるぜ!

そんなわけで近江商人の心遣いが生きる店「たねや 日牟禮乃舎」、みなさんも日牟禮八幡宮に参詣の際は、ついでにここで一服してつかあさい!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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