74話① 佐賀名物にして九州名物の「ブラックモンブラン」

エピソード文字数 1,031文字

この前の佐賀回では、佐賀城を紹介したわけじゃが、

佐賀からは100名城が3つもピックアップされとるって知っとったか?

そうなんですか?
佐賀城以外にあと2つってことか?
唐津城とかですか?

残念ながら唐津城は100名城にはいっとらんのんじゃ。

たぶん同じ唐津から名護屋城が上がっとるせいじゃろうなぁ。

名護屋城?

ああ、秀吉の朝鮮出兵の時の前線基地にされた城じゃな。

なので、出兵後に取り壊された結果、いまは崩れた遺構を残すだけとなっておる。

そんな城がなんで100名城に入ってるんですか?

それは歴史的なものも加味されとるじゃろうが、

一番はその遺構がすばらしいもんじゃったいうのが大きかろうな。

なんせ朝鮮出兵の時には日本の主な武将のほとんどがそこに陣所を構えたんで。

いまでも徳川家康、上杉景勝、加藤清正、黒田長政、島津義弘

伊達政宗、鍋島直茂、福島正則、古田織部、前田利家らの陣所が残っとる。

まさしく戦国武将オールスターいうてもええぐらいの顔ぶれじゃな。


マジかっ!?

ああ。

古書である『松浦古事記』には102人の武将の所在地が描かれとって、

いまでもうち65か所の遺構が確認されとる、まさしく名遺跡ってところじゃな。

なるほどな。
では、佐賀城と名古屋城と、あと1つってことですね。

おう。

わかるか?

ヒントはねえのか?

ヒントか……。

じゃあ、「誰もが聞いたことあるし、教科書にも必ずのっとる」いうのがヒントじゃな。

地名は?
それを言うたら、もう答えになるのう(笑)
そりゃ、そうか……。
たいてい「地名+城」ですしね……。
わからんか?
降参だな……。

ええ、降参ですね……。

ほうか、それならしゃあないな。

答えは「吉野ヶ里遺跡」じゃ。

これがそうじゃな!

かなりいろいろ見てるんですね。
たしかに立派なもんだが……。
だが?
それがなんで100名城なんだよ!
それは私も思いました。

ああ。

それはじゃな、ここが日本の城のはじまりの地とも言われとるけえよ。

はじまりの地?

おう。

実は発掘調査が進むにつれ、

物見やぐらが見つかったり、二重の堀が見つかったり、

かなり防御面を重視した集落じゃったことがわかったんじゃ。

なので、「日本の城のはじまりの地」いうことで

100名城にカウントされることになったいうわけなんじゃ。

なるほどな。

ちなみにわしは2~3時間で回ったんじゃが、

ここはえらい広いんでな。

しっかり見よう思うたら半日か、

下手するとここだけで一日がかりになるけえ気をつけろよ。

安心しろ……。
普通の人はそんな強行軍しませんから……。

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登場人物紹介

今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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