213話② 「インカのめざめ」が食べられる居酒屋「たけとんぼ」

文字数 1,318文字

じゃあ、今回は帯広のオススメの居酒屋でも紹介しちゃろうかいのう。

居酒屋か!!

ってことは酒なんだな!!

相変わらず酒となると食い気味にくるのう。

酒は百薬の長!

だから、しょうがねえだろ!!

呑み過ぎは体に毒ですけどね……
まあ、呑みすぎん程度なら、よかろうがの。
今岡先生もけっこうお酒はお強いんですよね?

まあのう。

わしのは別に鍛えたわけじゃのうて、もともと生まれ持った体質じゃがのう。

軍人じゃったじいちゃんが、生前かなりの酒豪じゃったそうなけえ、おそらくはその隔世遺伝じゃろうて。

隔世遺伝?

ってことは、ご両親は?


さほどに呑まなんだな。

酒豪なんはわしと弟ぐらいのもんじゃて。

弟さんもけっこう呑まれるんですか?

ああ。

じゃけえ、わしが実家に帰った際に開かれるBBQで、最後まで呑みよるんは、わしと弟ぐらいのもんよ。

二日酔いはされないんですか?

おう。

翌日、「ちと喉が渇いたのう」ぐらいはあるが、頭痛がしたりとか、気分が悪くなったりとかはない。

むろん酒飲んで前後不覚になったこともなければ、記憶をなくしたこともありゃあせんわ。

マジか……

ま、こればっかは体質じゃけえな。

呑める呑めんは、さしたることでもないわ。

今日オススメするお店も、酒以外も十分楽しめる名店じゃけえ、そのへんも問題ないわ。

ほう、どんな店だ?

帯広の「食彩酒房 たけとんぼ」いうてな。

ここで出される料理はこんな感じよ!!

これはおいしそうですね!!
たしかにたいしたもんだ!!
ここでオススメしたいのは、一番下の写真の「ジンギスカンザンギ」じゃな。
ジンギスカンザンギ?

おう。

ザンギいうのは、北海道独自のから揚げでな。

下味がしっかりついとって、これはこれで旨いもんなんじゃ。

で、「ジンギスカンザンギ」いうんは、その名の通りジンギスカン、

つまりは羊肉をザンギにしたもんなんよ。

それはめずらしいな!!
北海道ではそこそこ食える店はあるが、それ以外ではなかなか食えん逸品いうことになろうてな。
たしかに北海道で食べたい逸品ですね。
あと、ここでさらにオススメなのが、これよ!!
ただのポテトフライじゃねえか!!
いや、いくら今岡先生がポテト好きだからって、これをオススメするのはちょっと……

たわけ。

これこそ北海道じゃないと、なかなか食えん逸品なんで。

なんせこのポテトフライ、北海道以外ではなかなかお目にかかれん希少品種「インカのめざめ」を使った、ポテトフライじゃけえな。

インカのめざめ?
なんだそりゃ?

北海道で生産されよるじゃがいもの新品種でな。

ふつうのじゃがいもの糖度が5度ぐらいなんに対して、インカのめざめは6~8度と糖度が高うて、甘みと濃厚な味わいが特徴なんよ。

口当たりも、ふつうのじゃがいもと違うて、ねっとりとさつまいもみたいな食感があるんよ。

それは旨そうだな!

おう。

なかなかにうまかったで。

北海道以外ではまだあまり見かけんいうたが、北海道でも出しとる店はまだ少ないけえな。

この店に行ったら、まずこれだけは必ず注文して、味おうてほしいところじゃな。

そこまでの希少種なら、オススメするのも納得ですね。
そんなわけで、帯広の名居酒屋「食彩酒房 たけとんぼ」、みなさんも帯広に行かれた際はぜひ足を運んでみてつかあさい!!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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