167話① 日本三大がっかり名所「札幌市時計台」

文字数 722文字

ええ、ありましたね。
その時、他の「がっかり名所」のことも紹介したのを憶えとるかの?

たしか「札幌の時計台」と「はりまや橋」が不動で、三番目はころころ入れ替わるって感じだったっけ?

ほうじゃの。

なので、今回はがっかり名所の二大巨頭「札幌の時計台」を紹介しちゃろうかの!

マジか……

おいおい。

見る前からがっかりすなや!

だってなぁ……
ねぇ……

ま、見てから言いんさいや。

本物の時計台はこんなもんじゃ!

あれ?
意外と悪くねえぞ!?
ほうじゃろ。
では、なんでここががっかりなんでしょうか?

ほうじゃな。

まずは立地かのう。

立地?

うむ。

周囲がビルに囲まれとる、街中にあるけえな。

そういうのと比較すればしょぼく見えようて。

それだけか?
いや、あとは知名度ゆえかのう。
知名度?

ああ。

札幌の時計台は、札幌一知名度がある名所なんよ。

しかし、それより知名度におとる北海道庁旧本庁舎、

通称「赤れんが庁舎」なんかは古い上に見栄えがする建物なんで

どうしてもそこと比較されるいうのもあるじゃろうな。

なるほどな。

しかし、周囲がビルで囲まれているなら、

移転とかは議題にあがらなかったんでしょうか?

いや、あがったこともあるで。
じゃあ、なんで?
札幌市民からの猛反対にあったんじゃ。
猛反対?

うむ。

札幌市民からは「あの時計台は立ちはだかるビルの間にあってこそ生きた歴史である」という意見が多数寄せられてな。札幌市議会の可決によて、現地での永久保存が可決されたいう経緯があるんよ。

マジか……


札幌市民、ハンパないですね……

うむ。

札幌市民は歴史いうもんをようわかっとるいうことじゃな。

お前さんなら……
そう言うと思ってましたよ……

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)
※これは自由参加コラボです。誰でも書き込むことができます。

※コラボに参加するためにはログインが必要です。ログイン後にセリフを投稿できます。

登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色