107話③ 球場名物「カープうどん」

エピソード文字数 1,192文字

あとは、プロ野球におけるトランペット応援の発祥が広島じゃったり、ラッキーセブンのときにジェット風船とばすいう風習も広島発じゃったり、野球の守備シフトを作ったんも広島いうことじゃったり、スピードガンを最初に導入したんも広島じゃあいうのを語ってもええんじゃが、さすがにそろそろ逸品でも紹介しちゃろうかいのう。
ちょっと待て!
いま、いろいろありましたよ!

おう。

そのへんは話が長うなるけえ、そのうちまたの。

ほんと、広島っていろいろやってんだな……
ですね……
で、結局、今日紹介する名物ってなんなんだ?

そりゃ、これしかあるまいて!

カープ名物のカープうどんよ!!

ほう、旨そうだな!

ほうじゃろ。

わしは球場行ったら、必ずこれを食うとるわ。

もっとも、新球場のカープうどんは撮影もれしとったんで

この写真自体は旧市民球場のときにとったもんなんじゃがな。

しかし、うどんが野球場の名物ってめずらしいですね。

なにか由来でもあるんですか?

知らん。
知らんって……

いや、調べてみたんじゃが、ほんまにようわからんのんよ。

なんせ広島の野球場でうどんが食われるようになったんは、

1957年の市民球場オープン時から脈々と受け継がれとるもんじゃけえな。

60年以上かっ!!

おう。

いまはマツダスタジアムの完成とともに別の会社がカープうどんを営業しとるんじゃが

そこから再委託いう形で、昔からの味が守り続けられとるんじゃ。

それは、すごいですね……

で、これはわしの個人的な考察じゃが、

やはりうどんが好まれたんは、

当時の金のなさが起因しとるんじゃないかなと思うとるんよ。

金のなさ?

ああ。

当時は球団にも金がなかったが、

まだまだ復興途上じゃった広島市民も金がなかった。

なので、あれこれ買うより、一杯で腹がしっかり満たせる手軽なうどんが好まれたんじゃないかなと思うんじゃ。

むろん高度成長期以降はうどん以外もいろいろ店が出たろうが、

もともとうどん文化じゃった広島では球場内でもそれがしっかり残ったいう感じじゃないかなと思うんよ。

なるほどな。

ちなみにこれ、いくらぐらいなんですか?

球場飯にもかかわらず、市民球場時代に400円とか500円とかで出しとったせいか、

いまでもあまり値上げせんと、やっとるんよ。

なので、「天ぷらうどん 550円」「肉うどん 550円」「きつねうどん 550円」

という球場飯とは思えん価格でやっとるんじゃ!

安いな!!

ちなみに写真に残しとらんのが悔やまれるんじゃが、

個人的なおススメは「全部のせ 700円」じゃな。

全部乗せ?

おう。

さっき言うた具を全部乗せたやつよ。

食いでがある上に、すべてを味わえるいうことで

いまはこれが一番人気のメニューなんじゃ!

それはすごいな!

ほうじゃろ。

広島で野球みるなら、これは食わにゃあいけんのよ!


そんなわけでマツダスタジアムの「カープうどん」、みなさんも広島で野球観戦される際はぜひ一度味おうてつかあさい!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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