158話① 妹の家で「たこ焼きパーティー」

文字数 1,008文字

この前広島の実家でBBQやったいう話はしたよの?
ええ、ありましたね。
てめえんところの奇習だな(笑)
実はその翌日には、妹夫婦の自宅でたこ焼きパーティーもしとるんじゃ。
またタコか!!

おう。

たまたまええタコがあったんじゃろうてな。

ほれ、こんな感じじゃ!!


マジだっ!!
姪っ子もなついてきて、かわいかったで。
ま、それはいいことだな。

しかし、妹夫婦の自宅でたこ焼きパーティーって……

仲いいんですか?

ほうじゃな。

うちは妹と弟がおって、いずれももう結婚しとるんじゃが、わりと兄弟仲はええほうで。

マジか……

妹の旦那、つまりわしの義弟もわしによう「おにいさ~ん、ご実家に泊まっていってくださいよ~。ゆっくり呑みましょうよ~」いうて、からんでくるけえな。
慕われてんだな。
でも実家に泊ってって、どういうことですか?

おう。

わしの実家はたいがい田舎じゃけえな。

足がないと不便なところにあるんじゃが、

レンタカー借りたりすることを考えたら

広島市内にホテルとって泊まる方がかえって安う済むんじゃ。

なので、いつも広島への帰省はホテル泊なんよ。

なるほど。
そういう事情があるんだな。
実家に泊まるところがないってわけじゃないんですね。

田舎じゃけえ部屋はある。

が、わしは帰ったら帰ったで、実家のBBQ以外にも、恩師と市内で呑んだり、

親友らと市内で会うたりといろいろ予定がつまっとるんでな。

一つのところでのんびりというのは、なかなかないんよ。

てめえ、旅行でもそんな感じじゃなかったか?

ほうじゃな。

基本的に一か所にとどまらんこうに、

「移動→観光→ホテル→移動」を繰り返すのう。

広島帰省ではいちいちホテルを動かしはせんだけまだマシじゃろうて。

でも、それだとほんとホテルは寝に帰るだけって感じですね。

ああ。

その認識で間違うてない。

なにしろ空き時間があれば、その時間をつかって、

くまなく広島観光もやったりしよるけえな。

昨日紹介した護国神社なんかもそのくちよ。

ほんと、じっとしねえ性格だな……

じっとしとっては、もったいなかろう!

「いつでも見れる」は「いつまでも見ない」いう言葉もあるけえな。

名言ですね。
誰の言葉だ?
わし。


お前かよ!!

おう。

しかし、これは的を射た言葉じゃと思うとるで。

だから、わしはいついかなる時でも時間を作って、

近かろうが遠かろうが、常に見聞を広めるようにしとるんじゃけえな。

人間、死ぬまで勉強よ!!

こいつの場合……
墓の下でもはいずり周りそうですけどね……

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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