205話② 東京で盛岡冷麺創業の味「平壌冷麺食道園」

文字数 872文字

ま、そんなわけで今日は蒲田で本格的な盛岡冷麺が食べられる店を紹介しちゃろうかの。
本格的な盛岡冷麺?

ああ。

というのも、盛岡冷麺の元祖は盛岡の「食道園(創業1954年)」じゃといわれとるんじゃが、その「食道園」の青木輝人氏と一緒に盛岡冷麺の普及に尽力したんが、上田喜代治氏じゃといわれとるんよ。

この人は、盛岡の「食道園」の実質的な経営者じゃったといわれとる人なんじゃが、その人が東京で開いた店が、蒲田の「平壌冷麺食道園」というわけなんよ。

ってことは、実質的には創業の味ということですか?

そう言ってさしつかえないじゃろうな。

この店自体も、創業40年以上をほこる老舗じゃしの。

外観もこのとおりよ!

えらい年季入った感じだな!!

大丈夫。

外観だけじゃのうて、内観も昭和の食堂っぽい感じで。

大丈夫な要素がかけらもねえよ!!

ほいじゃが、味はたしかなんで。

実際、食うたらぐうの音も出んはずじゃ。

これがオススメの看板メニュー「平壌冷麺(860円)」よ!!

ほう、旨そうだ!!
言うだけありますね!!

ほうじゃろ。

ここにくれば、東京でも十分、本格的な盛岡冷麺が食えるいう寸法なんよ。

ここの人気っぷりは店内に貼られたサインの多さでも十分わかろうけえ、そういうなんを見ながら、この本格的な味を堪能したらええよ。

しかし、わりとシンプルな感じだけど、これで足りるものなのか?

ああ。

そのへんは問題ない。

盛岡冷麺はわりかし腹持ちがええけえな。

普通盛でも十分なんよ。

ほいじゃが、それでも足りんいう人は「大盛(1000円)」もあるけえ、そっちをチョイスしてみるんも、えかろうてな。

今岡先生はどっちを選ばれたんですか?
食い切れる自信がなかったけえ、写真の通り、普通盛にしといた……

それは無難な選択だったと思うぜ。

残すと罰が当たります死ね。
ひっ……!!

あ、間違えました。

残すと罰が当たりますしね、でした。

お、おう……

ほうじゃな……


そ、そんなわけで東京に居ながらにして本格的な盛岡冷麺が楽しめる「平壌冷麺食道園」、ちょっと路地裏の目立たないところにありますが、ぜひ一度足を運んでみてつかあさい!!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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