105話③【レア】ユネスコにも登録された「川越まつり」

文字数 854文字

(小一時間後)

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えっぐえっぐ……

ほ、ほいじゃあ……、グスン……、川越の……、め、名物……、川越まつりを……!

うっとうしいから!!
泣き止んでください!!
だ、だって、わしのセリフ……!!
セリフ取られたぐらいで泣くな!!

だって………!

だっても、くそもねえ!!

鬱じゃ……

()のう……

おいおいおいおい!!

どこ行こうってんだ!!

だって、わしの居場所はもうここにはないけえ……
(あ~、面倒くせえ。ニコル、なんとか引き止めやがれ……)
(え~……)
(元はといえば、てめえのせいでもあるだろ……)
(しょうがないですねぇ)

あ~、今岡先生……

セリフを取ってしまったのは謝りますから、機嫌直してください。

私たちは今岡先生の解説が聞きたくてしかたがないんですから。

うん?

ほうなんか?

あ、ああ。

もちろんだとも!

ほうか、ほうか。

そこまで言われりゃあ、教えちゃらんわけにもいくまいてのう。

(あ~、面倒くせえ……)
(しっ! 聞こえますよ……)

ほいじゃあ、「川越まつり」のことについても教えちゃろうかの

正確には「川越氷川祭」と呼ばれるこの祭りは、川越氷川神社の祭礼でな。

祭りの2日間だけで80万人以上の人出がある、たいそうなもんなんじゃ。

80万人!?
それはたしかに多いですね。

ほうじゃろ。

しかも見どころは夜の祭り風景なんよ。

夜にもやってんのか?

ああ。

夜祭りいうたら秩父夜祭のほうが有名じゃが、ここのもひけはとらんで。

ほれ、これがその「川越まつり」の様子よ!!

これはたしかに!!
見応えあるな!!

ちなみにわしは夜祭りをしっかり見たいと思い、川越でホテルやら旅館に泊まれんもんか調べたんじゃが、残念ながら祭り期間は一年前から予約で一杯。

空きがあっても、べらぼうに高いいう始末じゃったわ。

だろうな……
それはもう、しょうがないですね……

ま、夕方ぐらいから行って、夜の祭事の途中ぐらいで帰るのが、一番無難いうところじゃろうてな。


そんなわけでいろいろと見どころ満載な小江戸「川越」、みなさんも機会があればぜひその街並みに触れるために訪れてみてつかあさい!!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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