49話① 【変】滋賀県に氾濫するあるものとは……?

エピソード文字数 1,386文字

で、合併話は合併話として、一応ちゃんと紹介もするんですね。
合併早々手を抜くんは性にあわんけえな。
てめえらしいというか、なんというか……

ほいでじゃ。

先日「食べ歩き」の方で、佐賀の街中で見られる「えびすさん」を紹介したわけなんじゃが、これと同様、街中のいたるところで見られるものが滋賀県にはあるんじゃが、わかるか?

佐賀のえびすさん、沖縄のシーサー並みに見られるものですか?
やはり神様関係なのか?

いや、違うのう。

シーサーやえびすさんみたいに、江戸時代からとかのものじゃあないんじゃ。

わりと近年ということですか?

いうても、昭和30年代以降じゃがな。
もう60年以上はあるってことか。
他の地域にはないものなんですか?

いや、そんなことはないで。

他の地域でもあるところにはある。

ただ、滋賀県のみ突出して多く見られるいう感じかの。

わかるか?

わかるか!
さすがにお手上げですね……

しょうがないのう。

これが滋賀県で多く見られるものの正体じゃ!

こ、これは……!
うむ、飛び出し坊やこと、「飛出とび太」くんじゃ!
名前あんのか!!

ああ。

滋賀県のはちゃんと「飛出とび太」という名前が、公式でついとる。

他の地域のものは「飛び出し坊や・飛び出し人形・飛び出し小僧・飛び出し君・飛び出し注意君・とび太くん」なんかが、主な呼び方になっとるそうな。

なお、近年では「あれは飛び出し坊やじゃなくて飛び出さない坊やじゃないのか?」という意見も、一部ではあるそうな。

一部?

ああ。

飛び出し坊やという名を世間に広めた、飛び出し坊や研究家であるイラストレーターのみうらじゅんさんじゃな。

ほんと、一部だな!
一部っていうか、一人っていうか……

いや、みうらさんの言うておられる「飛び出さない坊や説」もあながち間違ってないで。

下手に飛び出すとこんなことになるけえな!

飛び出したわけじゃねえだろ!
車がひっかけたんでしょうよ!

おいおい。

この坊やが飛び出してないと、誰が言いきれるんよ!

飛び出すとこういうことになるで、と身を張った警告じゃろうが!

それにしても、よくこんなの撮ったな……

近江旅行中は飛び出し坊やもいろいろ見て回ったけえな。

これもその一部じゃ。

そんなにいろいろあるのか?
ああ、あるのう。

しかし、これって全国にあるものなんですよね?

なんで滋賀県だけ突出して多いんですか?

ああ、それはじゃな。

この「飛出とび太」と飛び出し坊や、いや、飛び出さない坊やが……!

どれでもいいよ!
ま、ややこしいけえ、ここは飛び出し坊やで統一しておこうかの。
で、飛び出し坊やがどうしたんですか?
ああ、実はこの飛び出し坊や、ここ滋賀県の出身なんじゃ。
マジかっ!?

うむ。

もともとは昭和30年ごろから、各地でこういう看板が作られたんじゃそうな。

ただ、当初はただの板っきれにイラストが描かれただけのものが多かったそうな。

で、そこに一石を投じたのが、1973年に滋賀県八日市市社会福祉協議会(現・東近江市社会福祉協議会)の発案で作られた、人形の形にくりぬかれた「飛び出し坊や」看板じゃったんよ。

一石を投じた?

ああ。

デザインの奇抜さもさることながら、ドライバーからも目に付きやすい配色が好評となり、次第にこのタイプの看板が主流となったということなんじゃ。

いまではさまざまな飛び出し坊やが、滋賀県には棲息しとるんで。

次のページではそのへんももうちょっと紹介しちゃろうかいの。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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