210話② 昔からの製法にこだわる「東雲かまぼこ」

文字数 892文字

で、今回はこの松山でも、とっておきの土産を紹介しちゃろうかの。
なんだ?
松山名物の「じゃこてん」じゃな。
けっこう耳にしますけど、「じゃこてん」ってどんなものなんでしょうか?
全国的にいうところの「さつま揚げ」と一緒じゃな。
だったら、どこのでも同じじゃねえのか?

いや、それが違うんよ。

今回紹介する「東雲かまぼこ」さんの「じゃこてん」は、そんじょそこらのとは一味違うんじゃ。

お店自体はわりと素朴な感じですね。
昔からの名店じゃけえな。
で、実際の商品の方は、ほかとどう違うんだ?
まず、ここは「瀬戸内の鮮魚だけで作っとる」いうこだわりがあるんよ。
ほう、それはなかなかだな。
で、「小麦粉・卵は不使用」なんじゃ。
混ぜ物がないってことなんですね。
で、極めつけは「防腐剤・化学調味料・合成着色料などの添加物も一切不使用」いうこだわりよ。
それはいいな!!

ほうじゃろ。

なので、空港やら道の駅では売っとらん。

なんせあんま日持ちがせんけえのう。

で、これがその「じゃこ天(5個 800円)」よ!!

おいしそうですね!!
酒のつまもにもよさそうだな!!

ああ。

むろんこのままでもいけるが、軽くあぶったのなんか、酒のつまみによう合うで。

しかも無添加なせいか、身がしっかり詰まっておってな。

わりとぷりぷりとした食感を楽しめるのが、またええところ。

ところどころに、こりこりとした骨の食感があるんも、素材をそのまま生かしとるなによりの証拠じゃろうな。

ここって、お土産物しかないんでしょうか?

いや、店頭で食べ歩き用のも売っとるそうなで。

なので、そういう「ちょっとつまんでみたい」いう人にも向いとるけえ、気軽に行ってみりゃあええわ。

店名のとおり、東雲神社からもほど近いけえな。

ということは、むろん昨日紹介した「えひめ愛顔の観光物産館」とも近いいうことなんよ。

近場に名店がかたまっているのは、うれしいですね。
ふらっと寄りやすいのも、ありがたいところだしな。
そんなわけで、昔ながらの製法にこだわり、無添加の「じゃこてん」を作り続ける「東雲かまぼこ」、みなさんも松山に行かれた際は、ぜひそのこだわりの「じゃこてん」を味わってみてつかあさい!!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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