53話③ 英二's キッチン「もつ鍋&秘伝ラーメン」

文字数 880文字

で、昨日の残りのスープをどうするんですか?

おう。

これを使って「味噌バターコーンラーメン」を作るんじゃ!

味噌バターコーンラーメン!?

ああ。

もつから抽出された肉汁がしっかりしみとって

ええスープができとるんじゃ。

そこいらの店で食うより数倍旨いのができるで!


マジかっ!?


期待してくれてええで。

ラーメンのレシピはこんな感じじゃ。


(二人前)

・中華麺  2つ

・もやし   半袋

・カニカマ 4ケ

・コーン  適量

・バター  適量

・のり   適量

・スープ(もつ鍋の残り汁)

これをどうするんですか?

麺をゆでて、スープを投入。

あとは具を適当に入れて、終わりじゃ。

それだけでいいのか?


おう。

ラーメンの命はスープじゃけえな。

このへんは鍋と変わらんのじゃ。

出来上がりはこんなもんよ!

おおっ、旨そうだな!
見事な味噌ラーメンですね!

ほうじゃろ。

実際味もしっかり出とって、

そこいらのラーメン屋に負けんレベルじゃろう?

たしかに!
いっそ店出せよ!

いや、これを店で出そう思うたら

コストがとんでもないことになるじゃろうな(笑)

一般家庭だからこそできる味なんじゃよ。

そうなのか。

これはあくまで「いかに無駄なく鍋の〆を作り出すか」

考えに考えつくした挙句に導き出した答えじゃからな。

それにしても味噌ラーメンとか

よく鍋〆で思いつきましたね。

これでも高校時代はラーメン屋でバイトしとったけえのう。

そのへんはお手のもんじゃったいうわけなんよ。

てめえ、作家のくせにどんだけ引き出しあるんだよ!

いろいろあるで。

人生は何事も経験じゃけえな(笑)

今岡先生の引き出しって……
ほんと、底が見えねえな……
そんなわけで鍋〆で味噌ラーメン、みなさんも一回試してみてつかあさいや!
次は粉末を使わずにゼロからスープを作ってみた!

ですね( ・`ω・´)


本職のラーメン屋でも、今は大抵調味料使うとるんで
素人ならなおさら使わにゃいけますまいて(笑)
ただ、しっかりスープを取るかどうかで
味がだいぶかわってくるんで
ここに手間をかけるかどうかがポイントでしょうな。
高校時代バイトしていたところでは
スープ用にたまねぎを一日2箱ぐらいは剥いてましたわ。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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