46話① 英二's キッチン「タコライス」

エピソード文字数 983文字

またしょうこりもなくお料理コーナーかよ……。


うんざりするなや!

男の裸エプロン見れば、

誰だってうんざりするぜ!

ちょっ、待っ……!

お前、それ言わんかったら読者にはバレまぁが!

それよりもなんでそんな格好しているのか、

そもそもそれが知りたいんですが?

そりゃ、お前サービスシーンよ。
必要か、それ?

だいたい言わなきゃわかんないような格好のことを

サービスシーンと言い張る方もどうかと思いますが?

……ひどくね?
ひどくねえよ!

むしろ今岡先生の方が絵的にひどいんですから、

さっさとなんか履いてください!

しょうがないのう……。
のぞくなよ?
ぶらぶらさせずにさっさと履け!
(しばらくお待ちください)

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お・待・た・せ♪

おい、ニコル。

どっちが殺る?

早い者勝ちということでどうでしょう?

おいおい。

ヤるとかヤらんとか、

ウホッとした話なんかすなや。

わしにその気はないで。

すまん、ニコル。

俺はもう殺意を押さえきれる自信ねえわ。

大丈夫ですよ、武松さん。

それは私もですから……。

さて、冗談はこの辺にしといて、と。(震え声)


そろそろ今日の料理でも紹介しようかの。

今日はなにを作るんですか?


フランクフルト!


もう許さねえっ!

それは憤怒の感情だった。

こんな作者如きに、いまさらながらバカにされという事実が、なにより許せなかった。自分が自分で許せなかった。そのための憤怒だった。

わなわなと怒りに肩を震わせながら、武松は作者との間合いを一気に詰めた。そして、その震える右手で、のほほんとした作者の顔をつかむや、そのままぎりぎりとその顔を締め上げたのだった。

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ガァッ!

作者の顔が、苦悶の表情を浮かべて歪んだ。その額には脂汗が垂れていた。

無言のまま、武松はより一層右手に力を込めた。もはや相手がただの作者であろうが伝説的なバカであろうが、関係なかった。

トークの最中、作者に見下ろされたという屈辱、作者に言葉の暴力で嬲られたという汚辱が、そのすべてを忘れさせていた。

武松の右手にどんどん力が加わっていく。ますます作者の顔が苦痛に歪む。そして──、

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ごきんっ。

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作者の暗い部屋に、鈍い音が鳴り響いた。

続いて、獣の呻くような咆哮がひと吼え、夜空に響き渡った。

そこにあったのは、つぶされた顔面を押さえて、息も絶え絶えに苦悶の表情を浮かべる作者の姿だった。そう、武松が力任せに捻ったため、作者の顔面はものの見事にひどいことになったようだった。

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登場人物紹介

今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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