107話①【変】長崎が誇る世界遺産「グラバー園」

文字数 808文字

ほいじゃあ、今日は長崎が誇る世界遺産「グラバー園」を紹介しちゃろうかの。
グラバー園?

ああ。

グラバーいうんは、幕末に日本で活躍したイギリス人商人でな。

日本の近代化に大いに貢献した人物なんよ。

ほう、すごい人物だったんだな。

なにを売っていた商人だったんですか?
武器。
え?
つまりは死の商人じゃな。


おいっ!!
感動しかけた気持ちを返してください!!

まあまあ、落ち着いて話を聞きんさい。

メインは武器商人じゃったんじゃが、日本で商業鉄道が開始されるよりも前に蒸気機関車の試走を行ったり、長崎に西洋式ドックを建設して造船の街としての基礎を作った人物でもあるんじゃ。

なので、ちゃんと日本の近代化に貢献もしとるんよ。

でも、武器商人だったんですよね?

ああ。

幕末では幕府側にも新政府側にも武器を売って、利益を得とるな。

いい人なのか、悪い人なのか……

人間いうものは、いいことも悪いことも、両方するもんよ。

どっちかいうんは、なかなかないもんじゃて。

悟りきった言い方しやがるぜ……

まあ、事実じゃけえしょうがなかろうて。

で、そのグラバーが住んどった屋敷は、いまや長崎きっての観光施設になっとるというわけなんじゃ。

これがそのグラバー園よ!!

ほう、すごいな!!
なかなかのもんですね!!

ほうじゃろう、ほうじゃろう。

ちなみにここは長崎を一望できる高台にあるんじゃ。

で、グラバー園と呼ばれておりながら、実はグラバー住宅以外にもいろいろとみるべきものがあるんよ。

なので、一番高いところにまずのぼって、そこから下に降りていくように見学するんがベストなんじゃ。

でも、のぼるのが大変そうですよね……

その点は心配ない。

グラバー園に行くためのエスカレーターがついておってな。

グラバー園が入場料を620円ほど取るせいなんか、実はエスカレーターの利用料自体は無料いうことになっとるんじゃ。

マジだっ!!
しかもここからの眺めもまた格別なんで、この利用込みで楽しむんがえかろうてな。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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