246話② 大河ドラマ「どうする家康」関連史跡の「駿府城」

文字数 1,038文字

で、今回はどこを紹介されるんです?

今日は静岡の代表的な名所、今年の大河ドラマ「どうする家康」関連の史跡でもある、日本百名城のひとつ・駿府城でも紹介しちゃろうかの。

ほれ、これがそうじゃ!!

ほう、なかなかのもんだな!

がっつり天守閣があるいうわけじゃあないんじゃが、東御門や巽櫓(たつみやぐら)、坤櫓(ひつじさるやぐら)なんかはちゃんと再現されとるし、復元された建物以外の箇所、それこそ城のお堀の内側は一般の公園として市民の憩いの場になっとるぐらいなんじゃ。

市民の憩いの場になってるのか。

戦の象徴のようなお城が、そういう平和な雰囲気になってるのは、なんかいいですね。

ほうじゃなぁ。

ただ、この駿府城が戦で使われたことはないんじゃがの。

そうなんですか?

ああ。

もともと駿府城いうんは、室町幕府の駿河守護に任じられとった今川氏によって作られたといわれとったんじゃが、近年の研究では「今川氏が建てとったんは、今川館というべきぐらいのもんで、それもいまの駿府城とはずれた場所にあった」とされとるんよ。

じゃあ、ここに城ができたのは?

ここに城ができたんは、戦国時代末期に駿河を支配した徳川家康がこっちに居城を移してからじゃな。

家康が最初か!

ああ。

家康はもともと今川家の人質になっとったこともあって、幼少期はここ駿河で育ったせいか、駿河にはことのほかご執心でな。

その後、江戸幕府の将軍として江戸城に居を移すわけなんじゃが、息子の秀忠に将軍職を譲った後は、またもここ駿府城で暮らしとるんじゃ。

そこまで!?

つまりあれか?

家康は幼少期、中年期、晩年期の合計3回を駿府で過ごしたってことになんのか?

まあ、ほうじゃな。

ちなみに晩年も政治からは引退しとったわけじゃのうて、大御所として権勢はもったままじゃったといわれとるがの。

そうなんですか?

ああ。

これを「大御所政治(駿府政権)」ともいうんじゃ。

なので、家康存命中は江戸幕府から駿河に送られとった家臣も多かったんで。

そりゃ、そうだろうな。

ただ、家康の死後は重要な家臣をそれほどまで駿河に置かんでもええようになった。

まあ、そうなんでしょうね。

なので、駿河から江戸にもどらされた家臣が多かった。

当然だな。

その駿河から江戸にもどった家臣、そいつらが住んだのが、現在の東京都千代田区にある「駿河台」よ。

マジか!?

おう、知らんかったか?

今岡先生、そういうネタを唐突にぶっこんできますよね……

まあ、いつものことじゃ。

そろそろ慣れろ(笑)

慣れねえよ……

慣れたくもないですよ……

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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