173話① 意外と見るもの沢山な「宮崎空港」

文字数 974文字

ほいじゃあ、今日は宮崎空港でも紹介しちゃろうかの。
宮崎空港?
そんなところに見るものなんかあるのか?

お前ら、空港をばかにしちゃあいけんで。

新幹線と違って飛行機は早め早めの移動が心がけられとるけえな。

そのぶん空港に早めについて、時間つぶしするいうんも大事なことなんじゃ。

時間つぶし、できるものなんですか?

ああ。

そのへんは問題ない。

そういうのを見越して、さまざまな空港がいろいろ工夫をこらしとるんよ。

北海道の新千歳空港なんか、食の宝庫満載の上に、温泉や映画館までそなえとって、それこそ一日中楽しむこともできるぐらいなんで。

そりゃ、新千歳空港だからじゃあねえのか?
正直、田舎の宮崎空港にはそこまでの期待は持てないんですが……

まあ、さすがに新千歳空港並みとはいえんよ。

ほいじゃが、宮崎空港は宮崎空港で十分楽しむことができるレベルではあるんで。

だいたいどこの空港も展望デッキから飛行機を眺めて楽しむことができるもんなんじゃが、宮崎空港はそれにくわえて、実際の航空機のコックピットにも入ることができるんで。

これがその貴重な体験ができる、「宮崎空港 エアプレインパーク」よ!!

マジだ!!
これはなかなかにおもしろいですね!!
しかし、これわりと小さな飛行機だけど、本物の飛行機なのか?

ああ。

これは航空大学校の訓練機(ビーチクラフトC90Aキングエア)でな。

仙台で東日本大震災の津波被害を逃れたいう貴重な代物なんじゃ。

マジか!?
でも、なんで航空大学校の機体がこんなところにあるんですか?

その答えは簡単じゃな。

なんせ航空大学校は、この宮崎空港のすぐそばにあるんじゃけえな。

ほれ、その様子は展望デッキからもようわかるわ。

こんなところにあったのか!!

ほうで。

で、その分校が仙台にもあるいうことなんじゃ。

その仙台分校で被災を免れた訓練機が、いま宮崎空港で通年展示されとるいうことなんよ。

それはたしかに貴重ですね。

おう、貴重も貴重。

なにしろ日本の空港の中でも、リアル機体を展示してあるのはこの宮崎空港だけじゃけえな。レプリカ展示やら部品展示をしとるところは他にもあるが、ガチの飛行機のコックピットを無料で見ることができるんは、ここだけなんじゃけえな。

そりゃ、たしかに一見の価値ありだな。
他にも見るべきものはあるけえ、次のページでは名物紹介とともに、そういうのも紹介しちゃろうかの。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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