22話① チキン南蛮発祥の名店、宮崎の「キッチンおぐら」

エピソード文字数 963文字

宮崎ってなにかあるのか?

一時期なんか前知事が表に出るばかりで、県そのもののアピールっていえば肉巻おにぎりぐらいしかないようなイメージだったんだが……。


一体いつから──────宮崎に見るべきものがないと錯覚していた?

なん……だと……!!


(華麗にスルーしつつ)

で、見どころとしてはなにがおススメなんですか?


ぶっちゃけると、宮崎市内は少ない。高千穂は宮崎県のかなり山奥の方に入っていかにゃあいけんし、どっちかっていうと旅行のメインはマリンリゾート推しじゃけえな。
やっぱ俺のイメージは間違ってねえじゃねえか。
とも言い切れんがの。一般的には少ないというだけであるにはあるんじゃ。無難なのは、この宮崎神宮あたりかの。
趣のある神社ですね。
おう、ここは創建が古すぎて不明、少なくとも鎌倉時代にはすでにあったとされる神社なんじゃ。また『神皇正統記』には、「神武天皇が日向の宮崎の宮から東征した」とあるんで、ここが「皇軍発祥の地」ともされとるんよ。
伝説上の話にまでさかのぼるってわけか。
確証はないが、その地にはちゃんとこうして碑まで建てられておるわ。
もっとも、ここは宮崎神宮が遷座、つまり移動させられる前の地にあるんで、宮崎神宮とはまた別のところにあるんじゃがな。
てめえはそこまで行ったってわけだよな?
ああ、むろんのこと。バスと徒歩でもくもくと行ってきたぞ。
相変わらずの行動力だな……。
そがいに褒めんでもええんで。(照)
褒めてねえからな!
で、それ以外におススメスポットってあるんですか?
そうじゃのう。変わったところじゃったら、「景清廟」とかはどうかの?
景清廟?

おう。景清は平景清といってな、源平合戦のときに活躍した平氏の武将なんじゃ。実在の人物とされとるんじゃが、不明なところも多く、源平合戦の折に亡くなったとも、地方に落ち延びていったともいわれとるんじゃ。

歌舞伎の「出世景清」でも知られてる人物じゃな。

その人を祀ったところということですか?
ああ、そういうことじゃ。ここ宮崎にも景清が落ち延びてきたという伝説があってな、こうして史跡碑も建てられとるんよ。
こういうのを見て見聞を広めるのも、また旅の醍醐味といえるじゃろうな。(歓喜の笑い)
(絶対ふつうの人はこんなところに行きませんからね……)
(変人を極めるとこういうのになるっていう典型例だな……)

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登場人物紹介

今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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