236話③ 創業59年の博多豚骨の老舗「博多だるま総本店」

文字数 888文字

で、今回のグルメはなにを紹介してくださるんですか?

ほうじゃな。

夜の福岡にぴったりの店でも紹介しちゃろうかの。

夜?

酒か?

酒なんだな!

残念、違うのう。

ただ、酒の締めにはよく使われる店ではあるがの。

酒の締め……というと、ラーメンでしょうか?

おう。

博多でグルメといえば博多とんこつ、これを外すわけにもいくまいて。

となると、中洲の屋台とかっていうやつですか?

いや、今回紹介するのは、屋台じゃあない。

ちゃんとした店舗型のところよ。

ただ、今回紹介するのは博多とんこつの中でも超老舗、創業は昭和38年のお店じゃ!

古いな!

そう!

じゃけえ、親子二代でしっかりと味が継承されとる、伝統のラーメンいうことなんじゃ。

それが今回紹介する「博多だるま 総本店」よ!

これがそうじゃ!

ほう、これはうまそうだな!

おう、実際うまかったで。

ここは無化調、つまりは化学調味料を一切つかわないっていうこだわりがあるところでな。

そのぶん、豚骨をこれでもかと煮込んで、しっかり出汁をとっとるんよ。

クセはないんですか?

むしろがっつりある。

なので豚骨の好き嫌いで、好みの分かれる味じゃああるがな。

とはいえ、それを東京都内でいうならともかく、博多の豚骨ラーメンでいうのは、無粋ないうもんじゃろうて。

むろんわしは豚骨も好きじゃけえ、なんの問題もなかったわ。

っていうか、てめえに好き嫌いとかあんのか?
虫系以外なら、たいていは大丈夫じゃな。
それを好き嫌いとは言わねえよ……
しかし、思った以上にボリュームがあるラーメンでしたね。

まあ、ボリュームがあるのも当然じゃな。

これはオーソドックスなラーメンじゃのうて、特製の「炙りトロ肉チャーシューメン(1320円)」じゃけえな。

けっこうしますね。

うむ。

ほいじゃが、それを出すだけの価値は十分あった。

がっつりと肉食うて、超満足じゃったわ。

まあ、これだけチャーシュー食えば、そうだろうな。
そんなわけで、博多で昭和38年創業、59年もの間、ただひたすらに昔ながらの豚骨ラーメンの味を守り続けてきた博多とんこつの老舗「博多だるま 総本店」、みなさんも博多に行かれた際にはぜひ一度足を運んでみてつかあさい!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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