219話③ 220年以上続く、出雲そばの老舗「荒木屋」

文字数 1,522文字

で、今回はどんな名店を紹介してくださるんですか?

ほうじゃな。

出雲大社の参道近くにある名店とか、ええかもしれんのう。

ほう、そりゃいいな!
ちなみに出雲大社についてなんじゃが、お前らは出雲大社のことをどう読んどるかの?
はぁ?
それはもちろん「いずもたいしゃ」じゃないんですか?
違うのう。
では、もしかして「ず」が違って、「いづもたいしゃ」とかでしょうか?
それも違うんじゃ。
じゃあ、なんて読むのが正しいんだ?
正解は「いずもおおやしろ」じゃな。
マジかっ!?

おう。

正式な仮名遣いでは「いづもおほやしろ」になるがの。

ま、よく「たいしゃ」いわれとるが、正解は「おおやしろ」いうことなんよ。

出雲大社の公式サイトでもそう書かれとるけえ、嘘じゃあ思うたら、たしかめてみればええわ。

マジだった……
ちなみに「ず」と「づ」はどちらが正しいんでしょうか?

一般的には「ず」、正式仮名遣いでは「づ」いう位置づけなんじゃが、これは公式サイトでもどっちでもええいう扱いじゃそうな。

なんせサイト内の本文は「いづも」なのに、URLでは「IZUMO」になっとるぐらいじゃけえのう。

あ、ほんとだ……
ま、小ネタとして覚えときんさい。
小ネタって……
どんだけ話の引き出しがあるんですか……
勉強した賜物、いうことよ。
まあ、それはそれとして、今回の名店は?

ほうよのう。

出雲の名物いうたら、なにが思い浮かぶかの?

そりゃ、なんていっても出雲そばじゃねえか。
日本三大そばというぐらいですしね。

うむ。

なので、今回は出雲そばの名店「荒木屋」さんを紹介しちゃろう。

有名なのか?

ああ。

なんせ創業は江戸時代の天明年間で、220年以上続く老舗じゃけえな。

出雲そばの中では、一番古い老舗中の老舗なんよ。


マジか!!

店構えもなかなかのもんで。
たしかに、これは期待持てますね!!
で、わしとしてはイチオシなのは、

この「縁結びセット(880円)」じゃな。

たしかに旨そうだ!!
オススメするだけはありますね!

じゃろう。

これはそば二段に「ぜんざい」「ご縁袋」「おみくじ」付きという、お得なもんなんじゃ。

まさに出雲ならではいう感じじゃのう。

しかし、「ご縁袋」「おみくじ」はまだわかるんですが、なんで「ぜんざい」まで付いてるんですか?

ああ、それか。

そりゃあ、出雲が「ぜんざい発祥の地」じゃけえよ。


マジでっ!?

うむ。

旧暦の10月に神様が出雲に集まるいう話は聞いたことがあるじゃろ?

ああ、ちょっとはな。
たしか、そのせいで10月のことを「神無月」と呼ぶけど、出雲だけは「神在月」と呼ぶんですよね?

おう、そのとおり。

で、その時期に出雲では「神在祭(かみありさい)」いう神事があるんじゃが、そこでふるまわれたのが「神在(じんざい)餅」いう、餡子餅なんよ。

で、その「じんざい」がなまった結果、「ぜんざい」になったといわれとるんじゃ。

なるほどな。
だから、「ぜんざい」も名物なんですね。

そういうことよ。

そんなわけで出雲そばと一緒にぜんざいも堪能できる老舗「荒木屋」、みなさんも出雲参詣の際にはぜひ足を運んでみてつかあさい!!

おひさしぶりです(≧ω≦)b

せっかくのGO TOも利用できる雰囲気じゃないですのう。

しかし、3月には「一時的なものだろう」と踏んどったんじゃが、まさかここまでの社会現象になろうとは……

小松左京や星新一の世界が、リアルで起こるとは思いもよりゃあせんでした。


>職場の従業員が大阪で夜遊びしてコロナ感染

あちゃー(;・∀・)

これはほんと、痛いとしか言いようがないですな。

うちの職場はまだ出とりゃあせんですが、万全を期して、いまだリモートが継続中。

取材用で、マスクや携帯用消毒スプレーが支給されました。

使う機会自体あまりなさそうなんですがの(笑)

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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