244話② 神戸の由来となった神社「生田神社」

文字数 887文字

ほいじゃあ、今回は神戸の由来になった神社でも紹介しちゃろうかいのぅ。

神戸の由来になった?

どういうこった?

お前ら、兵庫県の神戸市がどういう意味で付けられた地名なんか知っとるか?

いえ、さすがに……

もともとの地名とかじゃなかったのか?

それが違うんじゃな。

神戸の地名は、実はこの生田神社が由来なんじゃ!

ほう、なかなかの神社だな!

けっこう見ごたえもありそうな神社ですね。

でも、神戸の由来とかいうから、てっきり「神戸神社」とか、そんな名前かと思ったんですけど、そういうわけじゃないんですね。

おう、違うのう。

この神社は「生田神社」と書いて「いくたじんじゃ」と読むんじゃ。

読み方もわりとふつうだな。

うむ、まごうことなき、ふつうの神社じゃな。

ただ違うところがあるとすりゃあ、神戸の中でもトップクラスの歴史を抱えとるいうことぐらいじゃな。

トップクラスの歴史?

どのぐらい古いんだ?

社伝によりゃあ、創建は神功皇后(じんぐうこうごう)元年で、西暦にすれば、201年じゃといわれとるな。

古っ!

西暦201年といやあ、ちょうど中国は三国志の時代。

曹操と袁紹が戦った「官渡の戦い」が西暦200年で、その袁紹が病没するんが西暦202年なんで、この生田神社ができたとされるのはちょうどそれらと同時期、いうことになるのう。

めちゃくちゃ歴史がある神社じゃないですか!

ほうなんよ。

なので、ここの敷地面積はかつて、かなりのもんがあったそうな。

どんぐらいだ?

神戸市の中央区がまるまるすっぽり。

でかすぎるわ!

じゃろ。

で、こういう神社の土地のことを社領というんじゃが、この社領のことを「神封(じんぷ)」とも呼んだんじゃそうな。

で、そこに住む人のことを「神封戸(じんふこ)」と言うたんじゃが、これが若干短くなって「神戸(じんこ)」となり、それがなまって「かんべ」、さらになまって「こうべ」になったいうことじゃそうな。

だいぶ遠回りしましたね!

まあ、1800年も経てば、そうなろうて。

そっか……

1800年の歴史があるんでしたね……

しかしよぉ、そんな神戸の人でも知ってるかどうかな歴史、どうやって調べんだ?

いろいろと。

ざっくり言うな!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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