04話② 北海道・美瑛の「ラ・マルタ」

文字数 1,474文字

で、今回紹介するお店は?
うむ、今回のは2年ほど前に美瑛に行ったときに寄った店じゃ。
美瑛?
おう、青い池やパッチワークの丘とかで知られる風光明媚なところじゃ。
2年前のいつ頃いかれたんです?

12月の第一週じゃな。第一週なら例年ほとんど雪がないと聞いておったんでな。

で、この有様じゃ。


めちゃくちゃ降ってるじゃねえか!
ほうじゃろ。で、これが美瑛の「四季の塔」っていう展望台から撮った一枚じゃ。
美瑛の町が雪で埋まってるじゃないですか……。
おう、季節はずれの大雪で、帰りの便が欠航になったほどじゃったわ。たしか「札幌でやる予定だったモー娘のライブが出来ず、代わりに観客が来れないジャニーズのライブにモー娘ファンが応援に駆けつけた」とかいう話がニュースになったの、あの時のことじゃ。
お前が北海道いくとなにかしら起きるんじゃねえか?
仕事で行くときはなんもないんじゃがのう……(泣)
まあ、いいです。で、その美瑛のオススメというのは?
それはここ、「ラ・マルタ」じゃ!
ほう、なかなかに雰囲気のいい店だな。
ほうじゃろ、内装もなかなかに凝っておってな。これぞログハウスという感じなんじゃ。
へ~、いいですね。これだと食事にも期待が持てますね。ここではなにを食べられたんですか?
トースト。
はい?
トースト。
いえ、聞こえてはいるんです。こんないい感じのお店で、まさかパンだけですか?
いや、飲み物も頼んだぞ。「小倉あん入りコーヒー(450円)」をな。
えらく変わった飲み物だな。それがメインだったってことか?
いや、メインはさっき言うた「トースト」じゃ。こっちは500円じゃがな。

ま、実際、現物を見てもらえば納得もしてくれよう。ほれ。

え? この山盛りのパンはなんなんです? それに「トースト」といいながら、ポテトかぼちゃのみならず、ボリュームのあるソーセージまで付いてるじゃないですか。
この店はな、それも含めて「トースト」なんじゃ。しかも注文を聞いてから焼き始めるんで、30~40分待たされるのはざらじゃぞ。しかし、出来立て・焼き立てを味わえるからこの上なく旨いぞ!
しかしこの量、俺でも食いきれるか微妙な感じだぞ。
その辺も問題ない。食いきれん量を出すのは店主も想定しておってな、言えば持ち帰り用の袋も用意してくれるんじゃ。
いたれりつくせりですね。
そういうわけで、この「ラ・マルタ」、かなり辺鄙なところにあるんで、行くのにかなり骨が折れるが、その苦労したぶんだけ、いいものが味わえること請け合い。ぜひみなさんも行ってみてくれんさい!
(ほんと、行動力だけはある作者だな……)
(その行動力をもっと他に活かしてくれませんかねぇ……)
食レポに限らず旅の話もいろいろと聞きたくなってきました。そういうのも、チャットノベルには合いそうですね。


しかし、トーストの概念が崩れるようなメニューです。まるでパフェ!

>>チャットノベルには合いそう

いけるかもしれませんね。わしの旅好きは半分小説の資料集めから来とったりもするので、あとでいくらでも役立てるよう写真もしっかり残しとるんで。

なお、トーストは甘くはなかったですが、小倉あん入りコーヒーはめっちゃ甘かったです(笑)


>>トースト(物理)

言いえて妙ですな(笑)。おかげで翌日の朝食は買わずに済みました。

ちなみにわしは学生の頃から「バイクで東京から広島まで高速を使わず帰る→途中で迷子になって、三泊四日無駄に野宿する」という無謀な行動力がありましたので、いまもその名残がある感じです。引きこもるときは、家で一心不乱に漫画や本を読みふけるという一面もありますがね。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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