53話② 英二's キッチン「もつ鍋&秘伝ラーメン」

文字数 1,388文字

あんまり無茶すなや!

死ぬじゃろうが!

大人しく死んでおけよ!

三成さん、三成さん……!

キャラ変わっていますよ!

あ?

こんな奴の前じゃあ、

これでいいんだよ!

素が出よったか(笑)
書いてるてめえが言うな!

ま、それはさておき、

後は真面目にするけえ、

もう勘弁しんさいや!

本当だな?
おう、約束するわい。

じゃあ、今日はこれで元の作品に帰るけど、

またふざけたことしたら

その時こそたたっ切って

そのハラワタ引きずり出してやるからな!

わかった、わかった。

真面目にやるけえ、心配しんさんなや!

じゃあ、お二人とも、

後のことはお任せしました。

それでは!


お、おう……。

承知しました……。


ふう、行ったか。

ほいじゃあ、今日の料理の方を進めていこうかいのう。

で、今日はなにをつくるんだ?

おう。

今日はハラワタたっぷりの「もつ鍋」じゃ!

今岡先生、

言ってるそばから!

ちょ、ちょい待て!

誤解じゃけえ!

誤解?

ああ、今日ははなっからもつ鍋作る予定だったんじゃ。

他意はないけえ、まぁ、こらえてつかあさいや。

そういうことならしょうがねえな。

そんなわけで「もつ鍋」の材料は

以下の通りじゃ。



(二~四人前)

・キャベツ 適量

・もやし  1袋

・えのき  1パック

・ニラ   1束

・豆腐   1丁

・もつ    200g


<調味料>

・水   800~900cc

・みそ  大さじ4

・酒   大さじ3

・醤油  大さじ3

・砂糖  大さじ3

・鶏がらスープ(粉末) 大さじ3

・鷹の爪 適量(輪切り唐辛子)

・おろしニンニク 適量

・おろしショウガ 適量

いろいろ調味料を使うんだな。

ああ。

ここでポイントになるのは、

おろしショウガおろしニンニクなんよ。


と、いうと?

手間がかかるかもしれんが

あえてここはチューブのじゃあのうて、

ちゃんと手でおろしたやつを使いたいところじゃな。

これだけでだいぶ風味が変わってくるけえな。

そんなに違うのか?

おう。

スープの出来が鍋の出来にかかわるというても、

過言じゃあないけえな。

これはその後にもかかわってくるけえ、

割と大事なところなんじゃ。

その後?

それは後のお楽しみじゃ。

で、これらの調味料を先にあわせておくんじゃ。

できりゃあ、みそが溶けやすいように

お湯でとかしてやるんがええかの。


鶏がらスープがない場合は?

うちなんかは創味シャンタンとかを使ってるわ。

これで十分味がでるけえな。

なるほどな。

で、鍋にニラ以外の野菜を入れたら

先にあわせておいた調味料を投入!

ここで3/4のほど入れて、

残りはとっておくのもポイントじゃな。

あとはどうすりゃいいんだ?


あとはしばらく煮込んで、

十分しみたと思うたら

ニラを入れてひと煮たちすりゃあ完成じゃ!

おおっ、これはおいしそうですね!
それにしても意外と簡単なもんなんだな。

ああ。

鍋の命はスープじゃけえな。

そこさえしっかりやれば

後はわりとお手軽なもんなんよ。

てめえのいうとおり、

しっかりショウガとニンニクの風味が染みてて

旨いもんだな!

思わず一気に食べてしまいましたね。

鍋は熱いうちに一気に食う。

これが一番なんよ!

そういえば鍋の〆はどうするんです?

こういうのは雑炊とかうどんが定番ですが?

あと、さっきとっておいたスープのあまりは?

でも、わりと量があったから

さすがにもう雑炊とか食えねえぞ……。

ほうじゃろうて。

なので、残ったスープは一緒くたにして冷蔵庫に入れておいて、

明日に持ち越しなんじゃ!

続きは次のページで紹介するわ!


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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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