04話① 北海道・美瑛の「ラ・マルタ」

文字数 1,260文字

今度は北海道か。


前回から思ってたことなんですが、今岡先生は本当にあちこちに行っていますね。
まぁ、仕事でいろいろ行くってのもあるし、小説の下調べでもいろいろと現地を見ておきたいってのもあるし、趣味の一つに旅行があるってのも大きいじゃろうな。
全国で行ってない都道府県ってないんじゃないんですか?
いや、まだ全国制覇はしてないぞ。
なんだ。さすがにそこまではしてなかったのか。
まあな。ただ45都道府県は踏破しとるんで、ほぼ目前じゃがな。
45っ!? それ、ほとんど全国じゃないですか!
うむ、あとは長野と富山を残すのみじゃ。いまんところ長野や富山を舞台にした作品を書く予定はないんじゃが、とくに思いつくところもないんで、そのうち旅行でいくとするかの。
なるほど。で、北海道へはなにしに行ったんだ?
やはり旅行じゃの。仕事でも4~5回は行っとるんじゃが、仕事で行くんはもっぱら札幌ぐらいのもんなんでな。北海道に札幌以外で行こう思うたら、プライベートの旅行で行くしかないんじゃ。
旅行では何回ほど行かれたんですか?
いまのところ3回ほどだな。今年も9月に一週間ほど行ってきたぞ。
一週間っ!? 一週間もなにしに?
いろいろじゃな。北海道の歴史を勉強したり、馬好きなんで牧場見学に行ったりな。
馬っていうと競馬ですか? イギリスも競馬が盛んですが、日本も同じくらい盛んですよね。
うむ、競馬も好きじゃがな。わしの場合は馬はなんでも好きじゃな。
なんでも?

おう、血統書見るのもおもろいし、馬の歴史や競馬場の歴史を調べるのもおもろい。競馬場はもちろん、競馬場跡地にも足を運んだりする。むろん乗馬もやるぞ。


乗馬もするんですか?

私はあいにく馬には乗ったことがないですが、武松さんはどうです? 武松さんの時代ならけっこう馬に乗って戦場を駆けめぐるなんてこともあったんじゃないですか?

い、いや、俺は歩兵軍の頭領だったんでな。馬はあんま乗らなかったんだ。

なんじゃ、二人とも。たまには乗ってみんさい。あれはあれでなかなか楽しいもんで。


では、今回も乗馬を?
おう、乗馬もやったぞ。もっとも今回の旅行は「前半は旅行、後半は避難」じゃったがの。
避難?
ああ、大地震に巻き込まれてしもうてな。
あの北海道全体が停電した「ブラックアウト」の時ですか? その時どこにいたんです?
震源地のすぐ近くでな。地震が起きたほんの数時間前には震源地近辺にも行ってたんだわ。で、泊まったホテルも震度5強でな。えらい騒ぎだったのう。
そりゃ、そうだろうな。無事だったのか?
わしはなんとかな。ただガソリンの供給が止まって、ガソリンスタンドに長蛇の列が出来てたりして、とんでもない騒ぎになってたがな。
あ~、どうしても北海道は車社会ですしね。
あとは信号も全部ストップしてたんでな。主要道路は警察官のみなさんが交通整理をしてたわ。
事故とか起きずに無事に帰ってこれてよかったな。
まあのう。今回はいろいろな人にお世話になったけえ、恩返しのためにまたそのうち一週間ほど、旅行にいかねばならんの。
今度はなにもないといいですね。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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