235話③ 広島で昭和31年創業の老舗洋食屋「肉のますゐ」

文字数 843文字

まあ、広島カープのことばっか語っとってもなんじゃけえ、そろそろ今回の名物でも紹介しちゃろうかの。
今日はなにを紹介してくれるんですか?
広島の名物ってんなら、やっぱお好み焼きとかか?
いや、今回はカツレツじゃな。
カツレツぅ!?
なんじゃ、その不満そうな声は?

いや、武松さんの気持ちもわかりますよ。

だって、せっかくの広島なのに、なんですかその、「どこにでもありそうなメニュー」は?

まあ、どこにでもあるいうんは否定できんのう。

しかしそのカツレツ出しとる店が、精肉店が営業している超肉にこだわった店で、広島の繁華街なのに超破格値で営業を続けとる、60年以上続く老舗店といったら、どうする?

マジかっ!?
そんなのがあるんですか!?

おう、ある。

これがその「肉のますゐ」さんよ!

ほう。
お店の雰囲気は悪くないですね。

ほうじゃろ。

で、これがわしのオススメする、ボリューム満点の「特ランチ(900円)」よ!

うまそうだな!!
おっしゃるとおり、ボリュームもありますね!

ほうなんよ。

この特ランチには「カツレツ・プレスハム・オムレツ・ハンバーグ・ライス」が含まれとる。

これで900円いうのは、かなりお得じゃろうて。

たしかにな。

でも……
でも?
超破格値ってほどではないですね。
そういう人には、ランチでやっとるサービストンカツでも頼めばええ。
サービストンカツ?
おう、ランチタイムに380円で出してくれとる超破格値メニューよ。
安っ!?

しかも単品メニューじゃのうて、ちゃんとライスとセットになっとる。

トンカツの下にはちゃんとキャベツとポテサラものっとるので、満足すること請け合いじゃ。

それはいいな。

ちなみにここは精肉店だけあって、ステーキやハンバーグも旨い。

夜に食いにくるすき焼きなんか絶品らしいんで、そういうのを目当てにいくのもよかろうてな。

いろんな楽しみ方ができるお店なんですね。

そういうことよ。

そんなわけで、広島の八丁堀で1956年(昭和31年)から続く老舗洋食屋の「肉のますゐ」、みなさんもぜひ一度足を運んでみてつかあさい!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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