87話① 近江八幡市の隠れた名店「味菜村」

文字数 671文字

以前、比叡山のふもとの近江坂本は、その街並みを見るだけでもおもしろいと紹介したよの?

ええ。

そういえばそんなこと言っていましたね。

実は近江八幡の街並みも、八幡堀や日牟禮八幡宮抜きでも十分楽しめるんじゃ。
マジかっ!?

ああ。

近江商人の街じゃったおかげで、いまだに江戸時代の商家が残っとるんよ。

こんな感じじゃな!

ほう、これはいい風景だな!
八幡堀だけでなく、ここでも時代劇がとれそうですね!

いけるかもしれんな。

ただ、一方でその逆の風景を味わうこともできるんが、近江八幡のおもしろいところでもあるんじゃがな。

逆の風景?

ああ。

アメリカの実業家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが近江に根を張ってな。

そこに明治や大正、昭和初期にさまざまな洋館を建てておるんじゃ。

こんな感じじゃ!

これはまた見事ですね!
さっきの和の雰囲気とまた違って、いいな!

ほうじゃろう。

この和の雰囲気と洋の雰囲気が同時に溶け込んでいる街が、近江八幡いうことなんよ。

ヘレン・ケラーが来校した校舎がいまでも残っとったりと、江戸時代だけじゃのうて、近現代の歴史もしっかりと残っとる街なんじゃ。


街の観光だけでも楽しめそうだな。

たしかに。

でも、そのわりにはさっきの実業家の名前、あまり聞いたことがありませんね。

どんな人なんですか?

実業家でもあり、建築家でもあり、キリスト教の伝道者でもあり、という人物じゃな。

ただ、この人物、その名前は聞いたことがなくとも、その者がかかわった商品や企業名は誰もが聞いたことあるはずなんで。


マジかっ!?

ああ、その答えは次のページで教えちゃろう。

それまでにしっかり考えてみぃ!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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