101話②【変】国内最大級の縄文遺跡「三内丸山遺跡」

文字数 1,007文字

で、いろんなもんが復元されとる三内丸遺跡なんじゃが、

とりわけ六本柱建物跡は興味深いもんがあるんじゃ。

これがその六本柱建物跡よ!

でけえな!!
こんなのが昔、本当に立ってたんですか!?

おう、調査によるとそうらしいのう。

特にこれのおもしろいところは、柱穴の間隔、幅、深さが

それぞれ4.2メートル、2メートル、2メートルで全て統一されていることじゃな。

そのどこがおもしろいんだ?
大きさがすべて統一されとるいうことは、当時すでにそれだけ高度な測量技術を有しとったいうことになるんよ。
あ、そういうことですか!
それはたしかにおもしれえな!

そもそもここに立てられとった柱も、その表面を防腐のために焦がすという技術がほどこされとってな。

焦がしたら腐りにくいいう知識が当時すでにあった、いうこともうかがえるんよ。

これって、いつぐらいにできたもんなんだ?

ほうじゃな。

調査によると、約5900年前~4200年前の縄文時代の集落跡じゃといわれとるな。

ほんと、古いな!!
ちなみにこの遺跡、下手すりゃ消されとった可能性もあるんで。
どういうことですか?

というのも、ここが本格的に発掘されたのは1992年のこと。

当時はここに野球場やら道路やらを建設する予定じゃったんじゃが、本格的な工事の前に念のために調査をしたら、ひょっこり出てきたそうなんよ。

おかげで工事はすでにスタートしとったそうなんじゃが、急きょその工事を中止して、保存することになったんじゃそうな。

ちゃんと調査してよかったな……
で、いまでは復元建物や発掘した出土品や資料を展示する「観光施設」として整備されとるいうことなんじゃ。
ちなみに入場料はいくらぐらいなんですか?

410円。

規模感を考えれば、かなりの破格というてよかろうな。

たしかに安いな!

ほうじゃろ。

しかも資料や出土品の展示施設「縄文時遊館」いう建物の中には、「さんまるミュージアム」という常設展示室もあって、いろいろ見ることもできるんよ。

ほんと、展示品も多いんですね。
これだけのもんがありゃあ、縄文ファンじゃのうてもワクワクしようて。
たしかに!
それは言えてるかもな。

青森市内からちいと離れとるのがちょっと難点じゃが、バスもわりと出とるけえ、自家用車やレンタカー以外でも比較的アクセスが整備されとるんもありがたいところよ。


そんなわけで国内最大級の縄文遺跡「三内丸山遺跡」、みなさんも青森に行かれた際にはぜひ立ち寄ってみてつかあさい!!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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