196話① 食べ歩きの前には、入念に下調べ!

文字数 792文字

ほいじゃあ、今日は戸越銀座紹介の〆といこうかの。
戸越銀座だけでよくここまで引っ張ったな……
これでむしろまだ紹介しきれない店もあるとか、異常としか思えませんね……

ほうかのう。

わしが足を運ぶとだいたいこんなもんで。

事前に、入念にリサーチするけえ、外れが少ない。

リサーチも食べログやぐるなびの数字だけを過大評価はせず、口コミの内容まで入念にチェックして、自分なりの評価軸を作る。

目当ての店が激混みじゃったり、臨時休業じゃったりすることも視野に入れ、また、さらにはその日の気分で食いたいジャンルが変わることも考慮に入れて、候補は最低でも3~4つは予備を作っておく。

で、ようやく足を運ぶいう寸法じゃ。

マジか……
ちなみに今回足を運んだのは5店舗で、紹介するのが今日のを入れて4店舗なわけですが、事前のリサーチでは何店舗ぐらい候補に挙がってたんでしょうか?

ほうじゃな。

10店舗ほどじゃな。


マジかっ!?

ああ。

わしだけならいざ知らず、オフクロやその友達、あと、うちの嫁さんもおったけえな。

そのときそのときで「今日はこれ、食べたくない」いう意見が出ることも考えられたけえ、予備は多めに用意しといたんよ。

そこまでしますか……

おう。

そこまでする。

こがいなんは、仕事と一緒じゃ。

わしは取材記事でも小説執筆でも編集仕事でも、

「準備8割、本番2割」いうんをモットーとしとるけえな。

何事も準備を入念にやっとれば、本番でまごつくことはないんじゃ。

てめえって、やつは……

でも、それってこのコーナーがある前から、そうしてたってことですか?

ふだんから、つねにそれだけ調べて食べ歩きをしてたってことなんですか?

おう、そうで。


サラッというな!!
さも疑問そうな目で、こっちを見ないでください!!
みんな、そんぐらいはしとると思っとったんじゃがのう?
みんながみんな、そこまですると思うなよ……

あなたはわりと人類の例外なんですから……

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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