94話① 【高知応援】四国唯一の「高知競馬場」【レア】

文字数 987文字

四国で唯一の競馬場がどこにあるか知っとるか?
四国で1つだけ?
だったら、四国一の街を誇る愛媛県の松山市でしょうか?
いや、商業圏随一の香川県高松市かもしれねえぜ。

残念ながら、それらは四国の中でも1位・2位を争う街じゃが、

実は競馬場があるんは、そのどっちでもないんじゃ。

じゃあ、どこですか?
高知。


マジかっ!?

おう。

実は高知は、県としては四国最下位の人口なんじゃが

高知市に限れば四国第三位の都市でもあるんで。

知りませんでした……

県としては徳島が第三位じゃけえ、

ついつい市も徳島市が第三位のように思われがちじゃがの。

そうだな。

ふつうにそう思ってたよ……

まあ、それもしょうがなかろうな。

なんせ高知県は高知市一点集中型じゃけえな。

高知県第二の都市は、人口5万人を切る南国市いうありさまじゃしのう。

それもそれですごいありさまだな。

ま、それだけ高知県内では高知市がふりきっとるいうことよ。

じゃが、そんな高知市だからこそ

四国唯一の競馬場「高知競馬場」を有しとられるんよ。


そう、今日は大雨で難儀しとる高知応援の意味もこめて

高知競馬を紹介しちゃるわ!!

っていうか、夜かっ!?

ああ。

高知競馬は日本で初の通年ナイター競馬を開催したところじゃけえな。

その名も「夜さ恋ナイター」いうんよ。

これってもしかして……

おう。

祭りの「よさこい」とかけとるわけじゃな。

なんとかなんなかったのか、そのネーミング……?

まあのう。

門別の「グランシャリオナイター」

船橋の「ハートビートナイター」に比べると

ネーミングセンスはさすがにちょっとのう。

じゃが、このナイター競馬のおかげで高知競馬は甦ったんで。

よみがえった?

ああ。

一時期は日本で一番廃止に近い競馬場じゃったんよ。

なんせ一着賞金も十数万まで下がった時期があったけえな。

それって安いのか?

安いな。

なんせ騎手の手取りは、その賞金の5%。

つまり命がけで戦って一着になっても

たった数千円しかもらえんいう時期があったんじゃ。

マジかっ!!
しかもこれ、たった2年前の話じゃけえな。
わりと最近じゃねえか!!

ほうで。

じゃが、ナイター競馬開催で、ネット売り上げを伸ばすことで、

そのマイナスの状況からはいあがってきたというわけなんよ。

それはいいことですね。
じゃが、そのせいで、置き去りにされとる面もあるんじゃがな。
置き去りにされてる?

ああ。

次のページではそのへんも、ちいと紹介しちゃろうかの。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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